通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生59

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順

14:30-14:55 受付し、大教室で番号順に並んで待機
通信機器使用NG。電子を含む辞書の使用はOK。ドリンクOK。飲食は飴でもNG。トイレに行く時は挙手。
15:00 注意事項説明
15:20 小教室へ移動
15:30 面接室前廊下にて待機(椅子が2脚。ここはドリンクもNG。廊下なので寒い)
15:40 面接(面接官:日本人があけてくださった)
15:50 待合室で待機
16:40 注意事項説明、解散
※説明等は、昨年度の方とほぼ同様でした。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:30代後半-40代くらいの若めの男性(アメリカ系?発音はきれいでしたが、早口。)
日本人:40-50代の小柄な女性

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J: What is your name and where do you live? と言われ、I am________.と返答し、住んでいる場所が近いので来やすかったと伝えて、一瞬みんなが笑顔に。

(4) 通訳の日本文

日本語にはカタカナとひらがなという表音文字があり、2-3世紀に中国からやってきたもの。漢字の一部を崩したり、取り出したりして作られたもので、日本独自のものである。

(5) 英語訳の再現

スミマセン、あまり覚えていないので、省略させてください。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1. ハッピーマンデー 2. 北陸新幹線 3. ?

(7) 選択したトピック

北陸新幹線

(8) プレゼンテーションの再現

日本語での概要となります。

北陸新幹線は、長野オリンピックの際にできた新幹線で、来年の春には金沢まで延長される。金沢は、日本海側の都市で、名所が多く人気の観光地である。たとえば、兼六園という伝統的な美しい回遊式庭園があったり、21世紀美術館のようなモダンな建物(プリツカー賞を受賞した日本人女性建築家が設計)があるかと思えば、東茶屋街のような伝統的な日本家屋が並ぶエリアもあり、スイーツを楽しんだり、和食を楽しんだりできる。

と、ここで2分と言われて切られる。

北陸新幹線ができたら、金沢に行けて大変便利になる、というふうに結論をつなげようかと思っていたのですが、そこまで辿り着けず...

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:金沢では "Japanese cuisine"を楽しめると言っていたけれども、それは何?
私: (和食について話し始めたら、、、)
N:あー、cuisineね。ボードに乗ること(=cruise)かと思ったよ。(と鼻で笑われながら、話している文章を切られました。どうやら私の発音が悪くて伝わらなかったということだと思うのですが、、、)
N:あと、さっき長野オリンピックは88年って言ったけれども98年の間違いだよね?
私:(間違えた認識は全くなかったのだが、)え?間違えていたならスミマセン、98年が正しいです。
N: 北陸新幹線は長野オリンピックのためにつくられたということ?
私:JRは常に新線の計画をしているので、そのためだけかどうかはわからないが、、、オリンピックに合わせて開通はしたことは確か。
N: 北陸新幹線は金沢につなげるために線を延ばした?
私:おそらくそうだと思います。
N:北陸新幹線が開通すると東京から金沢の所用時間は?今はどのくらい?ほかのルートは?飛行機だと何時間くらいかかる?空港が遠い?ホント?(このあたりは矢継ぎ早に)
私:詳しくはわからないが、今は4-5時間かかるので、3-4時間くらいになるのでは。今は飛行機のほうが便利だが、空港が市内から遠いのが難点だった。
N:つまり、日本の新幹線にはいくつもの線があって、北陸新幹線はその一つの線ってこと?
(おそらく、私のプレゼンの最初に定義がなかったことに対する構成のダメだし?)
私:はい、そうです。
N:(間髪入れずに)はい、もう時間です。ありがとうございました。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

終わった瞬間に、ネイティブ面接官も立ち上がり、私の横においてあったトピックカードを整理し始め、悪いけどもう時間ないからここまで、とつぶやいていて少し焦っているような様子でした。時間に追われているのでしょう。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

Thank you very muchとお礼を言って、ドアを開ける前にもう一度笑顔でお礼を言い、出ました。 既にお二人とも席には座ってなく、会場の机や椅子の整理整頓をしていたりしていたので、対応は「はいはい」という感じでしたが。笑

(13) 全体を通しての感想など

通訳パートは、授業で習った範囲のことなのに、いざ言おうとするとうまく言えなかったのはとてもくやしかったです。勉強不足を痛感しました。
ネイティブ面接官は基本的にせっかちで笑顔はなく、私が二文以上いおうとすると、遮って次の質問をどんどん矢継ぎ早に出していく方で、今まで練習していないタイプだったためか動揺してしまいました。
まるでモック後に先生からご指摘いただくダメだしのように、発音間違いやプレゼン構成の指摘などが続き、、、終始笑顔は忘れないようにしましたが、試験というよりは厳しいモックを受けにいった気分となり、終わった後はどーんと凹んでしまいました。
しょっぱなから鼻で笑われたことでダメージを受けてしまったのかもしれません。もっと強気でいかないとダメですね。全体的に受けたモックの半分もできなかったことが心残りとなってしまったので、もっと勉強して自信をつけて相手がどんな反応をしても自分らしく対応できるようになりたいです。

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