通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生66

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

面接受付時間まで試験会場のビルの1階、学生センター?で待つようにとの指示と、飲料購入と手洗い使用はこちらで済ますよう案内がありました。
14:30-14:55 エレベーターで試験会場へ上がり、受付で番号札を受け取り大きな教室の机上に番号シールが貼ってあり自分の番号の席に着席。 飲料、参考書、電子辞書使用可。
時々お手洗い利用希望があるか訊かれ、係員の引率のもと手洗いを利用。
15:00 試験に関する注意事項が読み上げられました。
15:30頃 番号による小グループ毎に階段で別のフロアにある直前待合室へ移動。係員の指示に従い番号順に着席。飲料、参考書、電子辞書使用可。
16:20 番号を呼ばれた人(6~10人ぐらいの単位)が教室の出口付近で待機。1~2人ずつ係員の誘導で面接部屋前へ移動。入口付近の廊下に待機用の椅子が2脚あり、座って待つ。前の受験者が退出して試験官に呼ばれるまで8分ほど待ったが、とても寒かったです。
日本人試験官がドアを開け、「どうぞお入りください」。「失礼します」と言って入室。
私:Good afternoon.
J&N: Good afternoon.
J: Please put your bag on the chair and have a seat.
J: 「これから私が日本語で話す文章を聞いて英語に訳してください。文章は1度だけ読みます。訳は1分以内で収まるようにしてください。そちらにある筆記用具を使って、メモを取っていただいても構いません。では始めます。」

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:50代くらいの女性
日本人:50歳前後の男性

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J: At first, could you tell us your name please?
私: I’m ________.
J: Where are you from Today?
私: I’m from ______.

(4) 通訳の日本文

現在の日本で使われている表音文字にはひらがなとカタカナがあり、2~3世紀に日本に伝えられた漢字の同じ音の文字の形を変えたり、その一部を使ったりして作られました。

(5) 英語訳の再現

Two types of phonetic characters are used in Japan today. They are Hiragana and Katakana. They are made by simplifying or taking a part of Kanji or Chinese characters. To make Hiragana and Katakana, the Chinese characters which have similar sounds are used.
同じ音の漢字を使用したことを訳し忘れて最後に付け足しました。
2~3世紀というところを訳したかどうか覚えていません。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.ハッピーマンデーについて
2.北陸新幹線について
3.黒船について

(7) 選択したトピック

ハッピーマンデーについて

(8) プレゼンテーションの再現

I’d like to talk about “Happy Monday.”
Japanese people are not accustomed to taking a long vacation. Happy Monday system was introduced to make more consecutive holidays and make more chances to travel or enjoy free time and promote economic effects. For example, the coming of age day was originally observed on the 15th of January and now, after the Happy Monday system was introduced, it is observed on the second Monday of January. Like this,  “Happy Monday” is the system to shift certain national holiday to a Monday in the same Month in which it was originally observed, and to make more consecutive holidays. (1分の合図がなかなかないのでもっと話さなくては、と思い何か話しましたがよく覚えていません。)
I’m happy with this system because now I have more chances to enjoy two nights trip with my family and friends than before. Thank you.
日本人試験官から「1分たったところで私が合図します」とありましたが、私がネイティブの試験官を見ているときに無言で手をあげたりされたのか、合図に気が付きませんでした。まだかな?と思いながら話しているうち、もう2分になるのではないかと思い、話し終えると、ネイティブの試験官がタイマーを見て Ah, that’s two minutes. Thank you. とおっしゃったので、長さはよいところで終えられたのだと思います。

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:You said you were happy with Happy Monday system. But are there also people who are not happy with it?
私:Yes. Some people don’t like the holidays seem to lose the original meanings by shifting the date. For example, the sports day was originally observed on the 10th of October. 「東京オリンピック開会式の日で、晴天の確立が高い日だったが、日付がずれるので晴天の率が低くなり、スポーツイベント開催によくない」というようなことを言いました。
N:How about companies? Are companies happy?
私:Happy Mondayによる連休で社員がリフレッシュして会社では集中して仕事の効率があがるので会社もHappyだ。
N: How many holidays are Happy Monday?
私:There are 4 Happy Monday holidays.
N: 4 days?
私: (心の中で数えて) Yes, 4 days. 
N: Thank you. That’s all.

回答がとっさに思いつかず、勢いで話しましたが、話しながらずれているような気がして、顔に不安が出ないようにするのが精いっぱいでした。
ハッピーマンデーの祝日が何日あるかという質問では4日と答えて終えてしまいましたが、何月の何の祝日か、名前を挙げればよかったと廊下に出てから思いました。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

私: Thank you for the interview.
N: Thank you.
J: ありがとうございました。
私: ありがとうございました。
礼をして退出。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

廊下に出ると係員から「廊下の突き当たりにある椅子に掛けてお待ちください」と指示があり、座って待っていると7~8人ほど集まったところで終了後の待合室へ誘導された。 合格発表などについて説明を受け、解散。小グループずつ退出した。

(13) 全体を通しての感想など

首から下げる番号札、待合室の雰囲気、係員に付き添われてのお手洗いなど、独特の雰囲気に緊張して疲れました。
自信がなくても、CELの先生方の教えを思い出し、とにかく黙らないように、はきはきと、アイコンタクトをして楽しそうに話すように心がけました。表情を明るく保つことで、焦る気持ちに押しつぶされずに最後まで話せたと思います。
試験を経験して知識不足を実感。この試験はゴールではなくて、初めの一歩なんだと改めて感じました。

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