通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生70

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

去年と同じプロセスでした。
10時から10時25分集合。11時開始。
日本人試験官がドアを開けてくださり、荷物を入り口近くによせてある机に置くように指示があり、その後三つ並んでいる椅子の一番右にすわってくださいと言われました。
ちなみに真ん中の椅子に筆記用具(ボールペン三本と紙を挟んだファイル)がおいてありました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:20代くらいのすらっとした白人男性。とてもにこやかでフレンドリー。リラックスできました。おそらくアメリカ人だと思います。
日本人:40-50代のすらっとした優しそうな女性。おそらくベテランの方と見え、主導権があるように見えました。こちらが話している時、うなずきながら聞いてくださいました。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J: May I have your name and where are you from?
声が小さく早口で聞き取りにくかったですが、名前とどこから来たかを聞かれ答えました。
そのあと日本語で、通訳についての説明がありました。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて日本語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」
私が、”May I use my pencil?“と聞くと、一瞬試験官二人で顔を見合わせけげんな顔をされましたが、すぐに日本人試験官からOKが出ました。
そのあとすぐに日本語が始まりました。

(4) 通訳の日本文

日本の城には天守閣があり、戦闘時は要塞になりました。城主や家来はその中に住んでいました。その美しい形は権力の象徴でもありました。

(5) 英語訳の再現

“A castle of Japan has a several storied building like a shape of pagoda, and it became a guard of battle. The leader of the castle and subordinates lived in the castle. The beautiful shape of a castle was a symbol of power.”
donjon、fortという単語が思いつかず、guardと言った時には、試験官二人とも首をひねったのがわかり、しまったと思いましたがそのまま突っ走ってしまいました。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

日本の自然災害
古墳
風鈴
日本人試験官から三枚のカードを渡されそれぞれ書いてありました。

(7) 選択したトピック

風鈴

(8) プレゼンテーションの再現

In Japan, in summer season, wind bells are popular for cooling.  When Japanese people listen to the sound, we feel it beautiful and comfortable. Wind bells are made of various materials such as glasses, iron, bronze and so on.  Various districts have their original brands. If you want to buy it, it might be difficult to find it in this winter season, but I recommend you go to the Aoyama Japanese Traditional Crafts Center. I hope they have it. I hope you have opportunities to listen to the beautiful sound of wind bells.
Thank you.
詳細を忘れてしまいましたが、この様な内容の事を1分以上は話しました。途中で1分経過の合図がありました。  

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:Where can I see wind bells?
A: In old days, many Japanese houses had wind bells, but now not so many people use wind bells. In summer season, you can see them in hotels, shops...traditional shops and so on.
N:英語の表現は忘れましたが風鈴の形を聞かれました。
A: (ジェスチャーで示しながら) The shape of the top are like this...there are various shapes. And a strip of paper is hung under it. When the wind blows, the paper moves, and the bell rings.
N: How is the sound of wind bells?
A:It sounds like チリンチリン. Actually the sound is different from the material of the wind bell.  We Japanese feel cool and calm when we listen to the beautiful sound.
試験官二人とも笑顔でうなずいてくれました。
N: How much does it cost?
A: The cheapest one is about one thousand yen or cheaper. The expensive one is , I suppose, around five thousands yen.
またここで二人ともうなずいてくれ、
N: OK. Thank you.
J: はい、終了です。
と言われて、あっけなく終了しました。
A: Thank you very much for the interview. どうもありがとうございました。
と思い切り笑顔でお礼を言いました。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

模擬面接の時みたいに自分が書いた紙を持って帰るのか悩み、日本人試験官に置いて行ってくださいと言われました。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

ドアの所でもう一度振り返りThank you very much.ありがとうございました。
とお礼を言いましたが、お二人とも採点用紙を書くのに忙しく、下を向いていたので気づかれませんでした。
解散は12時20分頃でした。

(13) 全体を通しての感想など

曽根先生の「とにかく笑顔で、観光客を楽しませるつもりでコミュニケーションのやりとりを楽しんで。」とのお言葉を忘れないようにと心がけました。
試験官は二人とも優しく温かい笑顔で聞いてくださったので楽しい雰囲気でできました。ただ、時間に追われ忙しそうで試験の内容以外の事を話す時間はありませんでした。
ほぼ模擬面接のプロセス通りだったので、落ち着いて受けることができました。
英語や内容に関しては、単語が思い浮かばなかったり後から思い返すとああいえば良かった、どうしてあんな言い方をしてしまったんだろうと思う事が多々あり、まだまだ勉強不足を痛感しています。
合否についてはどうなるかわかりませんが、これからも引き続き、英語と日本の事について、楽しみながら見識を広げていきたいと思います。
最後になりましたが、江口先生、曽根先生をはじめ、田中さんや皆様に1年間大変お世話になりどうもありがとうございました。

 

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