会員サービス
インターネット授業はこちら

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生25

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

14:30-14:55 集合で大きな部屋に集合 (この時間帯に受付を済ませるよう事前のハガキに指示有。)
15:00 番号順に着席。黒板の注意事項:通信機器の使用は不可。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。トイレに行くときは挙手して係員が同行。 携帯を持っていないことを確認されていました。
トイレ誘導の最終案内があり、小教室への移動後もトイレに行くことは可能だが番号末尾が1と2は比較的早く面接が始まるので、このタイミングでトイレに行くよう説明がありました。
15:10 番号を呼ばれた人(10人ぐらいの単位)が更に1フロアー上の階に移動。小教室で着席して待つ。
15:38 グループ単位で呼ばれて席を立ち、面接部屋に移動。
15:42 各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。係の人から、「中の試験官から指示があるまで、ここで待っていてください」と指示有り。
16:45 日本人の試験官の方がドアを開けてくださり、 英語で説明を受けた。J:「Please put your bag on this seat and have a next seat please」のような英語でした。(2席あって、手前にかばんを、その横に座れ、と理解) 英語での氏名の確認などの後日本語で、通訳についての説明がありました。J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて日本語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」そのあとすぐに日本語が始まりました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:40代くらいの男性(アメリカ人のように思えました。笑顔をたやさず、リラックスできる状況を作ってくれました。)
日本人:40代の女性。最初から最後までとても優しく、こちらが話しているときも終始笑顔で聞いてくださいました。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J or N: 英語で氏名、出身地、誕生日を聞かれました。

(4) 通訳の日本文

忍者には二つの使命がありました。一つは破壊活動をしたり、要人暗殺のため敵地に入り込んで活動すること。もう一つは一般市民に紛れて、破壊活動をすることです。

(5) 英語訳の再現

“Ninja has two orders. One of them is to enter enemy site to destroy or kill important person. And another is to enter the ordinary people to destroy.”
何とか乗り切れたかなという感じです。模擬試験と比べると日本語を読むペースがゆっくりで、メモを取りながら、どのように英訳してゆくか考える時間がありました。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.中山道 あと二つは覚えていません。

(7) 選択したトピック

.中山道 

(8) プレゼンテーションの再現

江戸時代の五街道の一つで江戸日本橋から京都三条大橋に至る。東海道も同じように江戸から京都へ至るが、比較的山がちのルートを通る。初めの宿場は板橋。埼玉、群馬、長野(ここまで言って甲州街道と混同してしまい)山梨、長野、岐阜、滋賀(滋賀を通るかどうかは自信はなかった)をとおり、京都へ至る。篤姫(と始めてしまったが、言いたかったのは皇女和宮で会ったことに気づき訂正。ただ和宮がどうしても思い出せず、この話は途中で断念。そのあと何を話したか記憶が無いが、二分くらい経ったようなところで話をやめた)

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:今旅をするとすればどのような手段がいいか。
私:車がおすすめです。(はじめ質問の意味を取り違えて頓珍漢な話をしてしまったが、試験官が言葉を替えて質問しなおしてくれた)
N:訪れるべき場所は?
私:自分自身は行ったことが無いのだが、妻籠や馬篭。
N:なぜその場所がおすすめなのか?
私:島崎藤村の夜明け前という作品の舞台となっており、とても美しい文章で表現されているから。
プレゼン中に時間経過を知らせる言葉はなかったように思います。プレゼンの内容への質問の後、英語でさらに質問がありました。
N:なぜツアーガイドになりたいのか教えてください。
私:人生最後の職業として、旅人の楽しみを助けたい。歩くことが好きなので、歩いて案内するガイドになりたい。
N:京都などの有名な観光地ではなく、どこかおすすめの訪問先を紹介してください。
私:小淵沢をお勧めします。かつて馬を飼育する牧場があり、自然と人間の生活が融合した場所です。
N:それはどこにありますか?
私:山梨県です。中央特急で行くことができます。
N:ぜひ行ってみたいです。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

ありませんでした。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

Thank you. ありがとうございました。とお礼を言って、ドアを開ける前にもう一度笑顔でお礼を言い、出ました。集合した時とは違う大教室へ移動し、終了まで待ちました。この時もトイレに行く際は通信機器を持っていないことを確認され誘導されてトイレに行きました。解散後、エレベーターで1階へ下りるように指示され、エレベーターが混むので一列ずつ出口に向かうよう指示されました。

(13) 全体を通しての感想など

試験は予定の時間通り始まり、予定時間に終わりました。
この一週間、すごく緊張しながらも、思うように勉強がはかどらないという日々が続きました。試験当日、緊張はピークを迎えており、持参したあんちょこを確認する心の余裕もありませんでした。
試験では思っていた以上に会話を継続することができて、試験終了後は本当にほっとしました。
ひと月前に模擬試験を受けた時、思ったように言葉が出てこないこと、失敗(途中で言葉が出てこなかったらどうしようという不安)を恐れて、消極的になっていたことを思い知りました。模擬試験の先生から指摘されたわけではありませんが、「会話継続意欲が足りない」と思われて不合格になるとおもい、英語で説明してみることと、最適な表現を辞書で探すことを繰り返しました。
緊張して試験日を迎えましたが、ひと月前の模擬試験がとても有用で、「これがひと月前でよかった」と心から思いました。
曽根先生の「試験じゃない、初めてのガイドに行くんだ」という言葉に、勇気づけられました。ありがとうございました。

ページトップに戻る

次の受講生のレポートを読む>>