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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生27

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

試験会場:昭和女子大学。受付時間:10:00-10:30試験時間:11:00-12:15 9:30位には1Fのカフェテリアのような広い場所に到着し受付時間までそこで待機。椅子に座って資料に目を通していたら、係の人から6Fの受付はトイレが少ないので特に男性は1Fのトイレで済ませていただきたいと言われ取りあえずトイレに行き用を足す。9:45(?)ごろ係の人から10:00-10:30受付の受験者は6Fに移動するので集まってほしいとの案内があり対象者が集合してエレベーターで6Fに移動。受付は5列になり5人の係官で対応していた。受験票(?)の再発行のテーブルもあり1人前の受験者は再発行をしてもらっていたと思います。受験票、合格通知、写真付き証明書(運転免許証)を提出し、○(△)と書いてあるひも付きのカードを渡され首からかけて待合室の教室へ入る。待合室ではざっと40-50人の受験者が受付後、待合室で待機、飲み物はOK、電話など通信機器は電源を切るように指示され、参考書に目を通しても良いとのことだったので最後の悪あがきでプレゼンの参考資料を読む。その後、係の人から注意事項等の説明を受け各6人ぐらいに分かれて10:50頃に試験会場のフロアーに移動してまた待機、まず第1陣の約6名が試験会場へ移動(各教室)。11:05頃に第2陣で私たち6名(?)が各試験会場の教室前に用意されている椅子に座り前の受験者が終わるのを待つ。
11:10になり、1人前の受験者が退出してすぐ、日本人の試験官が私を部屋の中へ誘導される。中に入り指示されたように荷物を椅子に置き着席する。

*待合室はどちらも狭く、不快に感じました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

日本人男性(50代前後)とネイティブの男性(オーストラリア人?30-40歳?)の2人

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

特になく、こちらからGood Morningと言ったところ日本人の試験官が英語で「Please tell us your name and the date of your birth」と言われ、I’m ________. I was born on July ○○, 19△△.と答えたところ「Where are you from today?」とあり、「I’m from □□-ku, Tokyo」と答えたら直ぐに通訳の説明を日本語で受け通訳日本文は読まれる。

(4) 通訳の日本文

「17世紀後半から18世紀始めにかけて、京都や大阪で町人文化が生まれた。歌舞伎、浄瑠璃、俳句が大衆の人気を集めた。」(最後はちょっと??)

(5) 英語訳の再現

左側の椅子にメモ用紙とペンが用意されており、それを使い読み上げられた文のメモをとる。思ったよりゆっくり読んだように思う。)わずかの時間を置いて英訳して答える。
英訳文:
From the end of the 17th century to the beginning of the 18th century, the culture for ordinary people was born in Kyoto and Osaka. Kabuki-Japanese traditional play, Jyoururi-Japanese play with puppets and Haiku-poem with 5-7-5 syllabic words were popular among them.

Thank youと言って英訳を終える。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

日本の海
1年を表す漢字
??(忘れました)

(7) 選択したトピック

1年を表す漢字

(8) プレゼンテーションの再現

ネイティブスピーカ―から3枚のカードを直に手渡され日本人の試験官からその中より1つ選んでプレゼンするように日本語で指示される。親戚の家に清水寺の森管主直筆の掛け軸があってそのことを説明すると面白いと思い「1年を表す漢字」を迷うことなく選ぶ。30秒程度の時間を与えられた後、2分程度のプレゼン始める。

まず、「その年を表す漢字について説明したと思います」と英語で言い、「毎年年末に漢検が選んだその年を表す漢字が発表され清水寺の森管主(僧侶)が毛筆でボードに書く姿がテレビのニュースに出る。その年を表す漢字はその年に起こった重大な出来事を表している。例えば、2011年は東日本大震災があったため災(Disaster)であった。個人的には、親戚が、森管主が書いた掛け軸を持っている。」2分程度過ぎたところで、日本人の試験官より止められる。

(9) Q&Aのやり取りの再現

ネイティブスピーカー:Mr. Moriが僧侶なのか?
自分:はい、Mr. Moriは僧侶です。
ネイティブスピーカー:今年は、どんな漢字が選ばれたの?
自分:私が知る限りまだだと思う。恐らく、1,2週間のうちに発表されるのでは
ネイティブスピーカー:今年は、どんな漢字が選ばれると思う?
自分:ワールドカップラグビーでの日本の活躍がすごかったのでスポーツに関することかもしれません。
ネイティブスピーカー:そういえば、日本は南アフリカに勝ったんだよね。ラグビーが盛り上がってるね。
自分:昔は日本ではラグビーは人気があるスポーツだったんだ。高校から大学まで。ただ、1993年にJリーグが始まってからサッカー人気に押されていたんだ。
ネイティブスピーカー:確か2016年にワールドカップが日本で開催だよね。
自分:それは2019年だと思います。
ネイティブスピーカー:ごめんなさい。2019年だったね。ところで、どんなことをなさっているんですか?
自分:金融機関で働いていましたが、今はツアーガイドになって、世界中の人に日本の魅力を伝えたい。
ネイティブスピーカー:なるほど。日本の魅力で何を伝えたい?歴史?
自分:10年ほど前にロンドンに6か月滞在する機会がありコッツウォルズのイングリッシュガーデンで見て以来ガーデニングに興味がリ、イングリッシュガーデンを作ってみたいとも思っているんですが、日本にも歴史があり素晴らしい庭園がたくさんあるので外国からの旅行者のみなさんには日本の自然風景が再現されている日本の庭園を紹介したいと思っています。
ネイティブスピーカー:コッツウォルズは良かったですか?
自分:穏やかでずっとそこにいたくなるような素晴らしいところでした。
日本人の試験官:そろそろ終わりの相図(?)
ネイティブスピーカー:それはよかったです。本日はありがとうございました。
自分:ありがとうございました。

(10) 日本語での質疑応答の有無

プレゼンは日本人の試験官からは一言もなかった日本語での質疑応答は特になかったと思います。

(11) 試験終了後のやり取り

日本人の試験官からありがとうございました。と言われ退室を促されて部屋から出たと思います。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

退出して、廊下の片隅に椅子が用意されていてそこで面接を終えた受験者が待機。まもなく別室の教室に移動して12:00位まで待機。12:00位に試験終了となりエレベーターで1Fに移動して解散。

(13) 全体を通しての感想など

実際の試験は予想からそれほど外れてないのかなと。ただ、どんなトピックが出題されるのかはその時まではわからないので受験の動機だったり日本の何をガイドで伝えたいのか自分の興味・趣味と関連づけたことを英語で言えるように準備し暗記しておくのはプレゼンの際、重要かと思います。どんなトピックかに関わらず、プレゼンの構成に入れるのが有効かと。英訳では「英語で話す日本」と「英語で読む日本史」講談社インターナショナルを一通り読んだのですが参考になったと思います。

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