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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生52

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

15:30-15:55 15:25に会場に到着すると、すぐにエレベーターで受付階へ。受付後は原則としてトイレに行けないと伝えられ、お手洗いを済ませた後、受付。受験番号とは違う番号札を首からかけ、大きな部屋に集合。携帯・電子機器の電源を切る指示が黒板にあり。その後、係の方からも口頭で指示が何度かされる。すぐに電源off。最後まで、電源offを直接チェックされることはなかった。
16:00 手順説明後、もらった番号とは異なる座席順で、8人ずつくらい呼ばれる。最終組だったので、呼ばれたのは16:30頃。係の誘導で、エレベーターで別の待合室に移動し、番号順に着席。ここから、15分間隔位で4人ずつ呼ばれていく。(最初の会場から、何度も縦横に座席がシャッフルさる)。17:30頃まで、約1時間待機。気になるトピックでプレゼン練習をしたら落ち着いた。トイレは挙手して係員が同行(係員から案内がなかったので最初に手を挙げた人の後、続出)。
17:30 最終組の4人として呼ばれ部屋をでると、さらに3つに分かれ、試験室の前に配置される。
17:32 試験室出入口横の椅子に座り待機。2,3分後、前の受験者が退室。リラックスしながら出てきたため、きっとやさしい試験官だと安心。その後、3,4分試験官同士が評価している声が、なんとなく聞こえる。若い女性(外国人試験官)と男性(日本人試験官)と想像。
17:35 日本人試験官がドアを開けてくださり、英語で説明を受けた。J:「Please put your bag on this seat and have a next seat please」のような英語でした。外国人試験官も、N:「Hello!」と気さくに挨拶してくださる。着席後、J:「では、試験を始めます。」N:「Please tell us your name, where you come from and your birth date.」と自己紹介を促されました。そのあと日本語で、通訳についての説明がありました。J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて日本語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」そのあとすぐに日本語が始まりました。


(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:40代くらいの男性(アメリカ人。わかりやすい発音で気さくな方。英語講師か大学講師風で、日本事情にも詳しそうでした。)
日本人:30‐40代の女性(前の方の評価をしていた時はこの方がnativeかと思ったほどで、日本語をしゃべっている時のおだやかな印象と違いましたので、バイリンガルの方ではないかと思いました。上品だけど飾らない方でした。)

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

N: 「Please tell us your name, where you come from and your birth date.」と自己紹介を促されました。A:「I am ________. I come from Shizuoka prefecture. My birth date is  _____.」と答えました。その後すぐに通訳パートの説明が始まりました。

(4) 通訳の日本文

歌舞伎は、セリフや踊り音楽が特徴的な舞台演劇です。女形…。せり上がる舞台装置、花道などで効果的に演出されます。他にも、○○や美しい衣装、化粧など、沢山の楽しみがあります。

(5) 英語訳の再現

“Kabuki is a traditional stage drama characterized by dance, music, and words. There is female role played by an actor. The stage sets and flower path, which is an extension of the stage, express… are very effective. ○○, beautiful costumes, and make ups are also enjoyable. Thank you.”

こんな感じで答えました。日本文はこれより長かったですし、内容もあやしいです。途中で、言い淀んでしまい試験官も大丈夫?という顔になりましたが、日本文を考えるのをやめて英作文してしまいました。最後まで言い切りましたが、もっと短いセンテンスで言えばよかったとか、日本文に集中できなかったとか、思い出せば思い出すほど、反省点が出てきます。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.おでん 2. 3.

即決したので、他を覚えていません。すみません。

(7) 選択したトピック

おでん

(8) プレゼンテーションの再現

J:「最初に選択したものが何か英語で説明してから始めてください」と指示がありました。
A: Let me talk about “Oden”. Oden is a kind of dish in hot soup stock in a top(potと言い間違えました。). The ingredients are white radish, konnyaku,(gelatin like food made from Taro potato), chikuwa (bamboo shaped fish paste), seaweed , and so on. It is a frequent dish during the winter at home. In my neighbor city, Toyohashi, there is a … train, called Odensha. Actually it’s a tram. Very short line, only 5 km. (tramが出てこず、焦り、単語を並べてしまいました)Customers can eat Oden and drink alcoholic beverages in the tram. Many people reserve the seat. People enjoy the Odensha with colleagues and with friends. Thank you.
と、ここまで言ったところで質問がありました。地元の話題が盛り込めるおでんを即決しました。説明ができるかあいまいだったこんにゃくを入れてしまい反省。でも、話す内容が固まっていたので、アイコンタクトを取りながら笑顔で話すことはできました。

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:Which ingredients do you recommend?
A:I recommend white radish for the first, then eggs for second.
とにかくこんにゃくを外して簡単なものをと卵を思いつきました。
N:Why?と聞かれ、
A: Because white radish contains a lot of soup and it tastes good. And eggs are …  loved in my family and they … are soon away. 卵は我が家では人気があってすぐになくなる、が言えずつまずきました。人に勧めるのにこの理由はいかがなものかと後で反省。
N: 他に何か具材はないの?と聞かれ、
A: In Shizuoka, there is a black fish paste. It’s made of sardine. Whole parts of the fish are used, so it’s black. と答えましたが、調べたら原材料はイワシではなくサバでした。あいまいな情報は入れてはいけないと反省。
N: Then you said about the soup stock. How to make it ?
A: At first, boil the water. Then add fish flakes into the boiled water and wait a few minutes.
N: It’s easy. But, are there anything to add more?   のような事を聞かれ、初めて出汁だけでなくスープの味付けまで聞かれていたのだ!と気がつく。
A; Mirin (sweet rice wine) is added. あと醤油もと言おうとしたところで、次の質問になる、
N: There are famous places in specific food. Do you know any place famous for Oden?
A: Shizuoka city is famous for Oden. At there Oden is called “Shizuo­ka Oden”. 
と地元に有名なところがあって感謝。しかし、後で静岡市がどこにあるのかの説明を全くしていなかったことに気がつく。
N: You talked about very interesting information, called “Odensha”. When foreign tourists interested in it, are there anything to get the information? For example, web site…
A: There is the web site about “Odensha”. But I’m not sure whether it’s available in English.と回答。後で観光案内所にメールで確認すれば英語でも問い合せできるのではないかなど、もっと考えてから回答しなければと反省。質疑応答全般に言えることですが、素直に答えすぎて、おもてなしがなかったです。
N: Have you rode “Odensha”?
A: No, I haven’t. Though, I live in neighborhood of “Odensha”. So, I often see it.
と答えたところで質問が終了。終始笑顔でリラックスして回答できたのは、試験官のなごやかな運営のおかげです。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

ドアが思いから、ノブを引っ張る時は思いっきり引っ張って!とお話があり、その通りに重かったので、”Really!”と笑いながら答えました。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

Thank you for you very much. ありがとうございました。とお礼を言って、ドアを開ける前にもう一度笑顔でお礼を言い、出ました。

部屋をでると、エレベーターの前まで行くよう促され、エレベーターの前の椅子で数分待ち、人数が集まるとグループで移動し講堂へ通されました。座席に合格発表までの流れが書かれた紙が置いてありました。座ってすぐに、これで終了しますと係から案内があり、解散となりました。この会場はすぐに施錠するのであちらのドアから出てくださいと言われたドアから出ると、もう外でした。お手洗いに寄る時間もなく会場から出されたので、すぐにコンビニを探してお手洗いへ行きました。

(13) 全体を通しての感想など

試験官は、二人ともやさしく、受験者にリラックスして力を出せるよう配慮して運営されていると感じました。最終時間帯の最終面接者だったためか、時間配分をそれほど気にせずに質問をしていたようでした。練習を含めた中で、一番リラックスして臨め、実力を出すことはできたと思います。通訳パートでピンチもありましたが、ストップを最小限にとどめ、ひきずらずに笑顔で続けることができました。日本語をインプットするところで英文を同時に考え始めてしまったのが、心残りです。プレゼンパートは、2次試験直前対策でいただいた問題冊子に、3問に1問は食べ物についてのトピックがあったので、食べ物をよく準備しておくことができました。こちらも、笑顔でプレゼンし、質問にも答え、実力を出すことができました。直前対策は1度受講しただけですが、その中にあるトピックから対策をはじめ、関連するものへと広げていき、方向性を掴むのに役立てることができました。実力は出せた!と思って修了した試験でしたが、その実力がこうして振り返ってみると反省点ばかりでした。経験を生かして、インプットの充実に努め、1年後を目指して実力upをしていきます。

 

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