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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生53

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

15:30-15:55 受付で受験番号とは別の番号札を渡されて大きな教室に入室
16:00 受験生が揃い待機。
 黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。トイレに行くときは挙手して係員が同行。
 16:10 グループ毎に番号を呼ばれ1階の教室に移動。
 16:30 再びグループ単位で呼ばれて席を立ち、面接部屋に移動。
 自分の面接が来るまで待機 最後のグループだったため1時間以上待機
 17:47 自分のグループが呼ばれる。
 各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。係の人から、「中の試験官から指示があるので、ここで待っていてください」と指示有り。
 16:50 日本人のアシスタントがドアを開けて、英語で。「Please come in and relax」などと伝えられました。そのあと日本語で、通訳についての説明がありました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:30代くらいの男性(アメリカ系:すごく快活な感じの方)
日本人:60代の男性。穏やかな感じの方。始終緊張をほぐすように暖かい笑顔で対応してくれました。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

 J: 英語で名前、生年月日、どこから来たのか
 その通り答え、すぐに 通訳の説明がありました。
 J:これから私が日本語で話す文章を聞いて日本語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。そのあとすぐに日本語が始まりました。

(4) 通訳の日本文

  歌舞伎は日本の伝統芸能で演劇、踊り、音楽からなるものです。女形と呼ばれる女性役、観客席まで伸びた花道は役者と観客の距離を接近させ、緊張感を生み出します。せり上がった舞台の・・・
 そこから正確な日本語は忘れてしまい、メモも取るのが困難になりました。
 多分、カラクリ扉と回転する舞台装置のことを話していたように思いますが。

(5) 英語訳の再現

 Kabuki is Japanese traditional art. It consists of play, dancing and music. It is characterised by female role called ‘女形’and runway, which stretches to the audience seat. That makes feel tension between performer and audience.
 (あとは日本語の内容がメモ取りできなくなってしまったので、もうカラクリ扉と回転する舞台装置の説明をすることにしてしまい,それが観客を魅了するという内容で英語説明する羽目になってしまいました。)、

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.日本人のくせ  2.おでん  3.なまはげ

(7) 選択したトピック

 日本人のくせ

(8) プレゼンテーションの再現

 Let me talk about Japanese habit.
 One of unique Japanese habits, I think, is laughing. We sometimes laugh even when we are in severe situation, For example, when we make a mistake, or when we have a quarrel. Foreigner may think it strange, why we laugh in such a severe situation. I think the reason is that we always try to avoid conflict. We Japanese always emphasise harmony when we communicate with people. Laughing is a kind of ice-break for the Japanese.
 30秒間でなかなか具体例を思いつくことができず、内容が完結したところでThank
 you と言って終わりました。1分経過とも言われず、かなり時間は余ってしまったかもしれません。今思えば、儒教の教えから和を重んじることが文化背景としてあることなどを説明できたはずなのにと後悔。

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:Laughing is same habit for foreigner.
私:予期していない反応で思わずOh really?
N:Yes. Are there any habit? と聞いてきたので
私:Other than laughing?
N: Yes.
私:電車の中で他人と目が合うと目をそらしたり、寝たふりをしたりすることがあります。
N:Is this the best habit?
私:Oh I’m sorry I misunderstood your question. Let me see.
N:Please tell me about the best and the worst habit.
私:OK, as for the best habit, I think, bowing. 私達は初めてお会いする時や謝るときにもお辞儀をします。挨拶をすることで相手に敬意を示すことになります。といった内容を話したと思います。
悪い癖としては満員電車の中などでぶつかっても何も言わずに知らぬふりをすることです。おそらく外国の方はそのような状況の時、何か言葉を発するかもしれませんが、日本人の場合には言葉を発して衝突を起こることをむしろ恐れているかもしれません。
N:何か外国人のクセで好きなものはありますか?
私:目が合うと必ずHiなどと声をかけてきて親しみを示してくれることです。たとえ見知らぬ人でも気さくに声をかけることが好きです。
N:あなたは先ほど衝突を避けようとするとおっしゃいましたが、何故ですか?
私:日本人は調和を常に重んじようとするからです。
N:なぜか知りたいのです。
私:Let me see…
N:Oh, time is up.
と言って時間切れで終わってしまいました。今思い返すとやはり儒教の観点から和を重んじることが古くから染み付いているなどと説明できたのに。。。と後悔です。
その時にはなかなか咄嗟には出てきませんでした。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

ありませんでした。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

Thank you very much. I enjoyed your interview. ありがとうございました。とお礼を言って、出ました。最後だったためか、試験官はすぐに書類などを回収して支度をしていました。

(13) 全体を通しての感想など

 通訳はとにかく日本語が複雑で難しかったです。前にたくさんの修飾語が入ってきており、何に対して修飾しているのか訳が分からなくなってしまいました。正直普段の半分ぐらいの出来だったかもしれません。ただ、不安な様子を見せないことと、沈黙だけは避けようと思い、記憶と推測だけを頼りに訳しました。
 プレゼンについては短すぎたせいか、ものすごくQ&Aの時間がものすごく長く感じました。とにかく次々と質問攻めにあったような印象で、なんだかbrain stormingをされているような感覚に陥りました。
 自信のない態度が現れやすい性格なので、CELで言われたおように自信がなくても明るく笑顔でということと、沈黙を避けるだけはできたとは思いますが、英語力や知識については自分でもまだまだな感じが残りました。新たに勉強しなければという思いでいっぱいです。

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