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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生83

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

   試験会場:TKP品川カンファレンスセンター
  試験時間:11:00からの部
  受験者数:4名×27グループ=108名    
 4名のうちの4番目だったので待機室での待ち時間が長く感じた。各グループ27名 の半分ずつが順次待機室の後ろに集められ一同まとまって待機室から各試験室の前に 向かった。自分の前の受験者が退出し反対方向に歩いていく姿を後ろから見る形で試験室の前の椅子に案内され、そこで数分間待機。部屋の外で待機中、部屋の中からは試験官2人の真剣で大きな声が壁越しに暫く聞こえた。自分が試験室に呼ばれたのは 11:50過ぎ。日本人女性試験官がドアを開けて「どうぞ」と中に案内された。周りの部屋の受験者も同時に一斉に各々の部屋に入室。試験が終わり退室したのは12:00過ぎ。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

   外国人男性-白人、50歳代、米国西海岸のアクセントに近いと思った
   日本人女性-50歳代

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

   Please tell me your name, your birthday and where you are from.
誕生日が聞かれたのと、1問1答ではない質問方法は予想外だった。試験官が手持ちの受験者票と照合(本人確認)していたように見受けられた。

(4) 通訳の日本文

山梨県は多くの山に囲まれている県であるにも関わらず山が無いという意味の「やまなし」県と呼ばれるのでとても不思議だと言われます。一説によると、「やまなし」とは、「山を成す」という意味の「やまなす」から「やまなし」に転じたと言われます。また、「山足す山」という意味の「やまたす」から「やまなし」と呼ばれるよう になったと主張する人もいます。いずれにせよ、山があるのに山梨県と呼ばれる由来はとても興味深いものです。
(現場ではとてもゆっくり話してくれたのでほぼ全て書きとれたが、長過ぎて最後 の一文を訳している途中で時間切れ強制終了。従って日本語も最後の一文はあまり自信がない。)

(5) 英語訳の再現

 

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

   銭湯
   書院造り
   出羽三山

(7) 選択したトピック

   書院造り

(8) プレゼンテーションの再現

Let me talk about Shoinzukuri, a traditional Japanese style housing. Shoinzukuri is a Japanese style house which was built and developed in the Muromachi period in the 15th century, when the 8th Shogun named Ashikaga Yoshimasa governed Japan. Shoinzukuri is said to be a forerunner of today's Japanese style house. A feature of Shoinzukuri, this type of building, is an alcove called Tokonoma which is built-in a Japanese style room. Usually, a hanging scrollis hang on the back wall in an alcove, and a flower arrangement is displayed within. At first, flower arrangement was started to offer flowers to Buddhist alters. But later, the style was sophisticated perfected into an art. Therefore it is displayed in an alcove of Japanese style room even today.
途切れずゆっくりはっきりと、ブツ切りにはならないように、試験官が意味を理解してくれているか反応を確認しながら話したので、この程度の量でも2分近くかかったと思う。

(9) Q&Aのやり取りの再現

   ・床の間は部屋のどこに配置されているのか。
   ・日本間には何が敷かれているのか。
   ・通常日本家屋に畳の部屋はいくつあるのか。
   ・何故畳の部屋の数が減っているのか。
   ・畳の部屋は何に使われるのか。
   ・日本間以外の部屋には何が敷かれているのか。
   ・何故田舎の家は畳の部屋が今でも多いのか。

これらQ&Aは「日本事情ver2」の記載内容と自分の経験知識をベースに回答した。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

退席する前に、I am very happy to be interviewed today. Thank you very much. とお礼を伝えたら外国人試験管もI am happy, too. と笑顔で返してくれた。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

    特記事項なし

(13) 全体を通しての感想など

・試験官の2人は丁寧でとても感じの良い方だった。
・通訳問題ではゆっくりと読んでくれたが、文章が長かったように感じた。
・プレゼンでは、その後のQ&Aが多かったように感じたが、プレゼンもQ&Aも「日本事情ver2」で十分に対応可能だった。
・とにかく頭の中が真っ白にならないように、論理的な説明になるよう気を付けた。あと笑顔と身振り手振りも。
・やはり試験の直前、特に試験室の前で自分が呼ばれるのを待機している間の極度の緊張状態は避けられなかったが、事前の模擬面接でこういうものだと何度も体験しておいて良かった。
・また、曽根先生のアドバイスで「今からの10分間は演技の時間です。」と自分に言い聞かせるのは平常心を保つ上でとても効果的だった。
・試験は自分が勉強したことを話せたのでとても楽しい時間だった。
・今の自分にこれ以上は無理なので結果はともかく試験が終わった今とても満足している。

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