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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生12

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順                    

試験会場:TPK品川カンファレンスセンター 品川駅高輪口より徒歩1分
15:30-15:55 15時半到着時、会場1階にエレベーター待ちの列。
5分ほど待ち係員の誘導でエレベーターに乗り、6階の受付へ。
(この時間帯に受付を済ませるよう事前のハガキに指示有。)
16:00  受付を済ませて、受付後ろのスペースで番号順に着席して待つ。
黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。
ドリンクのみ可。トイレに行くときは挙手して係員が同行。
16:40  番号を呼ばれた人(10人ぐらいの単位)が4階に移動。小教室で着席して待つ。
17:30  グループ単位で呼ばれて席を立ち、面接部屋に移動。
17:35  各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。
17:40  日本人面接官の方がドアを開けてくださり、入室する。(30人は入るセミナー室)
椅子が3脚あり、真ん中の椅子に座る。
日本語で、通訳についての説明がありました。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて英語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」
そのあとすぐに日本語が始まりました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:30代くらいの男性
(アフリカ系:国籍はわかりませんが、ネイティブだと思います。終始笑顔の方でした。)
日本人:50代の女性。最初から最後までとても優しく、終始笑顔で聞いてくださいました。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J: 「お名前と生年月日を英語で教えてください」 と言われ、I am__. I was born on __.と返答。(確か日本語で質問されたと思います。)

(4) 通訳の日本文

偕楽園は金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ「日本三名園」のひとつで、1842年に水戸藩第九代藩主徳川斉昭によって造園されました。斉昭は、千波湖に臨む七面山を切り開き、領内の民と偕(とも)に楽しむ場にしたいと願い、「偕楽園」をつくりました。
(帰宅後確認したら、偕楽園のサイトにある概要の最初の3文であった。)

(5) 英語訳の再現

“Kairakuen is one of the three most famous Japanese gardens. The others are Kenrokuen in Kanazawa and Kourakuen in Okayama. Kairakuen was created in 1842 by Tokugawa Nariaki, the 9th feudal lord in Mito. Nariaki wished commoners could enjoy the garden, faces on Lake Senba and Mt. Shichimen.”
上記のように答えました。最後の1文が中途半端になってしまいましたが、笑顔でThank you と言って終わりました。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.納豆
2.お伊勢参り
3.七五三

(7) 選択したトピック

七五三

(8) プレゼンテーションの再現

“I would like to talk about shichigosan. Shichigosan is seven, five, three in Japanese. Seven and three years old for girls, five and three years old for boys. Parents take children to shrines or temples. They wish healthy and long life for children. This is Japanese custom. In shichigosann, children wear Kimono, Japanese traditional clothes. They buy chitoseame, a long stick candy and give it to relatives or neighbors after the ceremony. Thank you.” 
たぶん1分もたたないうちにプレゼンテーションを終了しました。日本人面接官はもう終わり?と少し驚いたような表情をしていたように感じました。

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:なぜ七、五、三なのですか?
私:日本では奇数は縁起がいいこと、昔は子供の死亡率が高く、7歳までに亡くなる子が多かったことを答えました。
N:あなたは七五三をしましたか?
私:しましたと答えました。
N: 外国人にお勧めできる日本の祭りを教えてください。
私:いろいろあるが、神輿をかついで練り歩く祭りをおすすめします。とても興奮しますし、参加者は法被を着たり、ふんどしをしているのでとても独特です。お祭りでは皆たくさんお酒を飲むので、とてもフレンドリーですよ、と答えました。
(お酒の話で2人の面接官とも少し笑ってくれました。)
N: おすすめの祭りはありますか
私:浅草の三社祭りです。100万人の人出があります。
N: 人が多いのは苦手なので、人の少ない祭りでおすすめはありますか?
私:町内会のお祭りがお勧めです。自分の住んでいる所の町内会祭りを紹介。
N:七五三以外に子供のお祭りはありますか。
私:女の子はひな祭り、男の子は端午の節句があります。それぞれ簡単に説明する。
N:日本の伝統行事は失われつつあると思いますか?
私:はい。例として、昔に比べて、節分の豆まきをする人は減っていると答えました。一方でハロウィンなど新しい行事が増えてきています。
プレゼンテーションから質疑応答まで、面接官の方々は終始和やかな雰囲気でした。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

ありませんでした。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

Thank you、ありがとうございました、とお礼を言って席を離れました。ドアを閉める前にもう一度笑顔でお礼を言い、出ました。
試験終了後は待合室に移動し、約15分待ちました。同じ時間帯の受験者で部屋がいっぱいになり、解散しました。

(13) 全体を通しての感想など

簡潔に伝える、面接官とコミュニケーションを取ることを意識して臨みました。
私のできることはやりきれたと思います。
日本事情コースVer.4では通訳に苦手意識がありましたが、実際の面接試験は授業でやった通訳
よりも簡単でした。さすがCELの授業。受講生の合格率が高いのも頷けました。
また、事前の2次試験対策メールや模擬面接もとても役に立ちました。
本当にありがとうございました。

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