会員サービス
インターネット授業はこちら

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生82

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

10:00-10:25 ロビーに集合(この時間帯に受付を済ませるよう事前のハガキに指示有。)
番号順に着席。
黒板及び用紙に書かれていた注意事項:通信機器の使用は×。通信機能がないゲーム機や音楽機器も電源OFF。イヤホンやヘッドホンも使用禁止。ドリンクのみ可。トイレに行くときは挙手して係員が同行(貴重品と衛生ポーチのみ携帯可)。
10:25より、係員が配布用紙に従い、試験終了までの注意事項を説明。
10:30より、番号を呼ばれた人(6人ぐらいの単位)が順次移動。小教室で着席して待つ。
(私のグループは、10:55からの移動)
その後各部屋で、グループ単位で呼ばれて席を立ち、面接部屋に移動。
(私のグループは、11:40に移動)各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。
日本人の方がドアを開けて下さった。
J:「Please put your bag on this seat and have a next seat please.」
(3席あって、面接官に向かって右手にかばんを置き、中央の席に座るように理解。左手には用紙と文房具有)
そのあと日本語で、通訳についての説明がありました。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて英語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」
そのあとすぐに日本語が始まりました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:30代くらいの女性
(英国系、終始とても親切で好意的でした。入室の際に、私が緊張している様子がうかがえたようで、”Feel relaxed”と笑顔で話しかけて下さりました。私がおもてなしをする側なのに、「あ、しまった!」と思ったのですが、おかげでその後はできる限り平常心で、笑顔で会話を楽しもうと思えるようになりました。)
日本人:40代くらいの女性で、穏やかでとても親切でした。通訳の日本文を読み上げる際も、「ゆっくりと読みますから、落ち着いて聞いてください。」と気遣って下さりました。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J:「What is your name?」と言われ、I am ___.と返答
他に、出身地と生まれた年をきかれました。

(4) 通訳の日本文

鳥居は神社の入り口にあり、神聖な領域を表す。鳥居の起源は諸説あるが、歴史書の『古事記』では、「鳥の止まり木」を起源としていて、「通り入る」が「鳥居」になったという説もある。

(5) 英語訳の再現

Torii stands at the entrance to a Shinto shrine. It represents a border between the sacred area and the secular world. The origins are various. For example, one origin is the resting place for a bird.
(日本文はもう少し長かったと思います。試験前から懸念していた通り、メモ取りに気を取られてしまい、文法に気を付けて、内容をうまく伝えられなかったのが悔やまれます。)

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1. 日本の世界遺産
2. 江戸城
3. ひなまつり

(7) 選択したトピック

ひなまつり

(8) プレゼンテーションの再現

 Let me talk about the Doll Festival. The Doll Festival is held on March 3rd.
It is the festival for girls. People pray for growth and happiness of young girls by displaying Hina Dolls on a stepped shelf at home. They are dressed in beautiful kimonos of the style worn in the imperial count a long time ago. On that day, girls get together and hold a party. They eat hishi-mochi, a diamond-shaped rice cake. It consists of three layers-pink, green and white. Each layer has its own meaning. Pink means warding off evil spirits, green means good health, and white means prosperity.
(この後にまだ何かを続け、Thank you.で終えたのですが、忘れてしまいました。菱餅の後には、面接官のお二人が共に関心を持たれたような感じでした。菱餅については諸説あり、間違っていたかもしれませんが、自分の知っている限りで、一言添えました。「1分経過」、「2分経過し、ここまで」という指示はありませんでした。面接官がタイマーに触れ、すぐに質問が始まりましたので、この時点で2分経過したものと思われます。)

(9) Q&Aのやり取りの再現

 質問の内容は、「Last questionです、おすすめのお土産は何ですか」、これが面接の制限時間ギリギリの質問だったようですが、これ以外は、通訳課題の『鳥居』とプレゼンの『ひなまつり』に関することだけでした。『鳥居』については、「日本で最も古いもの」、「日本で最も大きなもの」、「鳥居があり、美しい風景とともに写真を撮れるおすすめの場所」などでした。『ひなまつり』については、「どこで雛人形を見ることができるか」、「女の子たちはどのようなパーティーをするのか」、「ある年齢の女の子に限った祭りなのか」、「雛人形はどこで買えるのか」などでした。矢継ぎ早に質問がなされ、制限時間内にできるだけ多くのことを引き出して下さろうとしているようでした。そのため、1つ1つの質問に対し、いかに適切に手短に答えられるかという即答力が問われていることを再認識しました。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

ありませんでした。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

Thank you very much. I enjoyed the interview. ありがとうございました。
とお礼を言って、ドアを開ける前にもう一度笑顔でお礼を言うと、外国人の面接官が、Thank you, bye, bye.とおっしゃってくださいました。

(13) 全体を通しての感想など

 面接官がお二人とも、素晴らしい方で、拙い話しぶりにも関わらず、時折頷きながら、耳を傾けて下さったので、とてもありがたく思いました。帰宅途中の電車内では、あの言い方があった。ああ言えば良かった、あれは間違えたなどと、反省すべき点や後悔すべき点ばかり思い浮かびました。しかし、私に欠けていることがまだまだたくさんあることがわかり、とても有意義でした。結果の如何にかかわらず、今回の面接試験とそれに向けての準備は私にとりまして貴重な経験となりました。ますます英語が好きになり、これからもoutput を中心に頑張ろうと思います。 

ページトップに戻る

次の受講生のレポートを読む>>