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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生3

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順

12:00 試験会場到着
12:15 試験受付完了(9階に上がる+お手洗いに行く+行列によりこの時間で完了)
→大きな待合室で待機(紙類・参考書の勉強は可能。携帯の使用は不可)
12:30 試験場の注意事項の確認(携帯OFF,私語厳禁,今後の流れの確認)
12:40 より小さい待合室へ移動開始(移動先でも紙類・参考書の勉強は可能)
(グループ毎に3階,4階,5階の30人規模の教室に移動)
12:55 5人毎に各試験教室へ移動
※待合室で待機中にお手洗いに行くと、各教室を通過するため、自分の教室の雰囲気がわかるのでお勧めです(邪道かもしれませんが。)
13:40 自分も試験室前の椅子に着席
J: “Please come in.” A: “Thank you.”と言って試験室へ入室
J: “ Please put your bag on this seat and have a next seat please”みたいなことを言われて着席

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人: 40代くらいの男性。ふくよかで優しいイメージ。声がとても聞こえづらく(くぐもった感じ)、多分イギリス系かと思いますが断定はできません。
日本人: 50代くらいの女性。上品なイメージ。終始笑顔で、説明が非常にゆっくりだったので助かりました。
※両名ともにやさしくて、こちらの力を引き出そうとしてくださる、とても素敵な方でした。

(3) 自己紹介等のイントロのやり取り

J: Please tell me your name, your birthday and ~?みたいに一度で聞かれました。聞いたことない固い表現だったため、一瞬焦りました。
A: I am 氏名. I was born on 年月日. I live in 地名. と3つまとめて丁寧にゆっくり、試験官の顔を見て、はっきり答えました。

(4) プレゼンテーションの3つのトピック

1.リボ払い
2.流鏑馬
3.ねこカフェ

(5) ご自身の選択したトピック

3.ねこカフェ
※1は準備していなかったので除外。2、3はどちらも準備していましたが、「奇跡的に」前日のCELの2次試験対策で、別の方が「カワイイ文化」というプレゼントピックの、例の一つにねこカフェをあげていました笑。自宅に帰宅後、「万が一にも…」と調べ、準備をしていたら的中ということで、3.ねこカフェを選びました。

(6) ご自身のプレゼンテーションの再現

I would like to talk about “Cat Cafe”. In this cafe, you can enjoy playing with cats.
For example, I would recommend you go to MOCHA on the Takeshita street near Harajuku station. In this cafe, you can play with cats and you can read comic books as you like, so since cats are very cute, you feel relaxed and comfortable.
Also, in Akihabara, there are some cat cafes. You also can enjoy playing with cats and the price is several hundred yen per ten minutes, so it is very reasonable.
Therefore, I hope you have a chance to go there and have a good time with cats.
Also, I would like to go there again in the near future. That’s all. Thank you.
とにかく、楽しめて、リラックスできるという点を表情・体・あらゆるものを使ってひたすら強調しました。ですが、動物園との違いや飲食のこと、建物内部の癒される雰囲気なども説明すべきでしたが、本番では思いつきませんでした。結果、時間も多少余ってしまいました。「2分フルに使うべき」ということは分かっていましたが、時間overによる中途半端になることを恐れすぎてしまいました。「日本全国」色んな場所に行くことを来年度のテーマにします。「経験があれば語れる」。強く反省しました。

(7) Q&Aのやり取りの再現

N: (何か少し話してから) I would like to drink coffee. Can I drink coffee with that two hundred yen?要は自分が10分数百円で楽しめるといったことに対し、それにコーヒー代含まれてるの?ってことでした。この時日本人試験官が思わず笑っていました笑。
A: No. That two hundred yen is just for playing with cats. When you would like to drink coffee, you have to pay about two hundred yen. (情報的にはミスですね。ドリンクバーなので。)
N: How many cats are in the cafe?
A: They are about twenty cats, so you can choose the best one which you like.
N: So, can I go out with it ?自分のお気に入りの猫と一緒に外出できるのかということです。
A: No. You can enjoy playing with cats only inside.

(8) 通訳の日本文

日本の居酒屋とは、軽いおつまみからジューシーな肉料理まで様々な料理を楽しむことができる日本のパブです。メニューが豊富で、そこでは、一人でもグループでも楽しむことができます。
※CELで行っていたものよりもかなり短く、簡単だった印象。なにより日本人試験官がとてもゆっくり読むため、全文メモできてしまい、逆に焦りました。

(9) ご自身の英語訳の再現

In Japanese pub, you can enjoy various dishes from the light one to the ジューシーone such as meat dishes. Since there are various menus, you can enjoy it not only by alone but also with your group members. 時間が余りました。
(10) 日本語での質問内容(新しいパートの部分です。)
1.上に「状況」、下に質問文が日本語で書かれた紙を最初に外国人試験官から渡されます。
・配布された紙の上半分の内容
「外国人観光客が、居酒屋に行きたいと言い始めた。ところが旅行計画では行く予定がなく、変更もできません。」※もっと色々書いてありましたが、忘れてしまいました。
・配布された紙の下半分の内容
「時間帯は16時~17時です。近くに、日本料理やお酒を飲める飲食店はあります。ですが、近くに居酒屋はありません。この場合、あなたはどのように対応しますか。」
2.日本人試験官より状況説明が日本語であり、その後「今から30秒時間を取ります。メモを取っても構いません。」と言われ、何を言うかの準備をします。
3.外国人試験官が観光客になりって、色々英語で話をしてきます。その後、自分が答える晩に雰囲気でなります。本当に実際の現場のようなやり取りから自分が答える番になります。これまでの練習にないパターンだったので、「もう答えていいのかな」と混乱してしまいました。

(11) 回答内容の再現

N: “(もう少し前置きで色々話してきてから、) I would like to go to Japanese pub. How should I do?” 日本の居酒屋でお酒を飲みたいんだけど、どうすればいいかな。みたいなことを聞かれました。
A: Unfortunately, I would have to say we cannot go to Japanese pub because there is no Japanese pub near here and we do not have any plans to go there. However, I would suggest you go to another restaurants. Though it is not Japanese pub, you can enjoy eating various dishes and drinking alcoholic. So, I recommend other restaurants and I hope you will enjoy eating and drinking. That’s all. Thank you.
※「オプションを示す」「agentに予定変更が可能か聞く」などとCELで言われていたことを実行できませんでした。「旅行計画を変更できないと指示書に書いてある」+「近くに居酒屋以外で楽しめそうなお店がある」という状況から、「申し訳ないけど、居酒屋以外のほかのお店で楽しめるよ。」ということをアピールすることしか思いつかず。。。という感じでした。実力不足ですね。一年かけて「瞬発力」を鍛えます。

(12) 追加のQ&A(もしあれば)

N: What is the difference between Japanese pub and other restaurants?
A:((時間が欲しかったので) The difference between Japanese pub and other restaurants?とゆっくり聞き返してから、<N:はこの質問に対してYesと答えてくれました笑>)
I think there are more older people in Japanese pub, but the difference of the dishes aren’t so much. ※もはや何を言っているか意味が分からない解答。とりあえずニュアンスで食事に関しては他のお店でも楽しめるんだよ、ということをアピールしようとしました。
N: You said you can eat meat in Japanese pub before. What kind of other foods can I eat there?
※通訳パートとのつながりを感じました。居酒屋で「肉を食べられる」という話をしていましたが、その話からの質問でした。
A: For example, you can eat vegetables such as cabbage and pickles, so the combination of vegetables and meat is very tasty.
N: What do people usually drink? どんなお酒をふつうみんな飲むの?みたいな質問です。
A: Japanese people usually drink the beer. That is because usually after working hard, they go there. So, since they are tired, when they drink the beer, they feel happy.
※体感ですが、ここの部分の時間が一番長かったです。また、実践を意識しているため、様々な質問が飛んできて、非常に楽しかったです(できませんでしたが。。。)。
J:「はい、それではこれで試験が終了になります。お疲れ様でした。」
A: Thank you very much.
A: I have a great time thanks to your kindness!! Thank you very much.と出る際にもう一度言いました。

(13) 終了後、退出してから解散までの手順

13:51 試験終了→廊下で待機→別の建物の待合室に移動→再度受験番号の確認
14:00頃 解散

(14) 全体を通しての感想など

・「奇跡」の連発でした。1.自分のグループの一つ前の方が、模擬面接でご一緒させていただいた方→リラックスできました。ありがとうございます。2.「ねこカフェ」が前日の模擬面接で出る。→前日(土曜日)の女性の方に心から感謝。3.通訳パートの「居酒屋」の英語訳は“Japanese pub?”みたいな質問を前日に田中先生等にしていた。自分の中で非常にホットな話題だった。4.試験官二人とも非常にやさしい方で、とても和やかな雰囲気で自分のベストを尽くすことができた。さらには、CELで合計9回模擬面接でダン先生、田中先生、そしてCELの卒業生の方々に鍛えていただいたので、内容面以外は過去最高の出来だったと確信します(笑顔・熱意・自信・ジェスチャー・思いやり等)。一度もつまることもありませんでした。
・今回の試験に向けて、日本事情2020・日本丸ごと紹介辞典の音読に加え、CEL全9回のプレゼントピック(12本×9セット)、質疑応答(50×9セット位?)への自分なりの解答を全て作りました。合計英単語数で27000英単語を打ちながらひたすら音読しました。やれることはやりました。本当にチャンスはあったと思います。それなのに、これだけチャンスをもらったのに、上記の受け答えしかできない。。「英語力」「判断力」「知識」全て未熟。自分の力不足をこれでもか、というほど感じました。悔しすぎます。ですが、同時に、思いました。「現状のままで通訳ガイドになっても『合格したプライドがあって、自分の知らないことから逃げる中途半端な』通訳ガイドになるだけではないか」と。今年度、自分は、曽根先生が言う「1:8:1」理論の「8」の力しかありませんでした。3つのトピックの中で1つをなんとか説明することしかできませんでした。だから、決めました。来年度の「今」に向けて、日本全都道府県を制覇し、英語を死ぬ気で勉強して、「1」の力で、トップレベルで合格します。
・そんなことを強く思った理由は、「通訳案内士合格」にばかり、目がいき、いつしか、自分の中で「通訳案内士合格」が最大目標になっていたからです。「通訳案内士試験」は、「通訳ガイドのスタート地点」だということを今回、実際に試験を受けてみて心の底から感じました。「もし受かっても、通訳案内士に合格しただけでは、含蓄に富んだ話で、エンターテイナーとしてお客様を満足させられない!」と思いました。「通訳案内士合格」を最大目標とする人と、「通訳案内士合格」を通過地点とする人の、日々の過ごし方の差は大きいはずです。自分は視野が狭すぎました。。。そんな大切なことに気づくことができたので、今回CELで精一杯頑張って、この試験を受けることができて本当に良かったです。

・と、ポジティブに考えよう、考えようとしていますが、、、現在、朝の3時ですが、悔しすぎで寝られません苦笑。「やることやって」「自分の力を出し切った」のだからさっぱりするかと思いましたが、正直、ひたすら悔しいです。なんでかなーと考えると、やっぱり、CELの田中亜由美先生(遅刻してすいませんでした)、スタッフの田中さん(事務で助けてくださってありがとうございました)、曽根先生(通訳案内士試験に対する見方が180度変わりました)、江口先生(地理合格できたのは江口先生のおかげです)、ダン先生(英単語がわからずすいませんでした)に恩返しがしたかったからなんですよね。多分、今年一番迷惑をかけたのが自分なので。なのに、面接練習で何度も励ましてもらって。。。「先生のおかげで合格できました!ありがとうございました!」って直接言いたかったです。自分ができる恩返しって「合格」しかないのに。。。。

・結果は1月22日(火)。一縷の望みにかけます。頼みます。恩返しがしたいのです。。


 

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