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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生21

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順

11:50 会場到着。会場は昭和女子大。馴染みの薄い場所なので早めに到着心掛けました。会場至近でランチをとるつもりが、大学付近にはラーメン屋位しか無くそのまま到着してしまいました。受付時刻より早く到着した人は学生ホールで待機でき飲食も可能とのことなので200mほど戻ったコンビニで調達しホールでゆっくりしました。トイレもゴミ箱もあるし、暖房もしっかりしていました。おすすめします。
13:00-13:25 この時間帯に受付を済ませるよう事前のハガキに指示有。
13:00 係の指示に従って、エレベータで6Fへ移動。講堂のような大きな教室が全体待合室。その前が受付。受付完了後は自由行動できなくなる旨伝えられます。受付の際に受験生は面接室と面接順が記載された名札を受け取ります。待合室内では番号順に着席。黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可(但し蓋つき容器)。トイレに行くときは挙手して係員が同行。(トイレ希望を誰かが伝えれば他の希望者も確認したうえで、すぐに対応していました。) 
13:40位にはこの回の受験生の受付が完了したようで全員に対し注意事項等説明がありました。(ほぼ同じ内容記載の書面を入室時に各自渡されます。) ホワイトボード記載や気配からすると25室あり、幾つものフロアにわかれていたようです。なお、面接時間は配布される書式には10分と記載されていますが、口頭とホワイトボード記載では約11分と正されます。
13:45- 同じフロアの同じ面接室順単位で呼ばれて席を立ち、面接室フロアの待機部屋に移動。ここでもトイレは可能。 13:55過ぎに面接順①の方がたは荷物をまとめて移動準備をするよう指示されます。係員の方から、「少し長引いているので今しばらくお待ちください。皆さん会話が途切れずたっぷりと話されているということで・・・」というご説明がありました。この前後に受験生の方お一人から「面接会場内で時計を見ても良いのでしょうか?」との質問がありました。係員の方は「見てはいけないという指示はありませんが、あとはご本人のお考えで」とのお答えでした。
14:00  ほぼオンタイムに面接順①の方が面接室のエリアへ移動。
14:10  (すでに緊張で記憶がおぼろです) ②が移動(私は②でした。) 待機室を出たところで、またすぐにストップがかかりました。このフロアには4つ面接室があるようで、どれか一つの部屋の面接が完了していなかった(受験生がまだ退室していなかった)ようです。
14:12頃 各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。係の人から、「中の試験官から指示があるので、ここで待っていてください」との指示。
14:13頃 着席後1分強後に、外国人試験官の方がドアを開けてくださいました。優しい笑顔でした。厚地のオーバーとかさばる荷物なので机に置くのかなと思ったところで J:「Please put your bag on this seat and have a next seat please」のような英語で椅子に置くよううながされました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:40代くらいの男性(終始優しく暖かい笑顔でした。)英語もわかりやすい発音でゆっくり話してくださいました。
日本人:50代くらいの女性。良い意味で貫禄を感じる方でした。(威圧的とか上から目線という意味ではありません。)

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

名前、生年月日、住所を英語で日本人試験官から尋ねられました。まとめてでは無く一項目ずつのやりとりです。

(4) プレゼンテーションの3つのトピック

日本人試験官の方が要領をご説明くださる間に外国人試験官の方がトピックス記載の紙を手渡ししてくださいます。
琵琶湖、ししおどし、スタジオジブリ

(5) 選択したトピック

スタジオジブリ

(6) プレゼンテーションの再現

ししおどし、できそうだ、と思ったのですが、ジブリ の方がやりやすいかも、と選択してしまいました。ポイントをしぼったつもりがどうにも惨憺たるプレゼンで、あっという間に日本人試験官から「はい2分経ちました」とのお言葉といただきました。2分間話し続けはしましたが、内容はじつはピントがずれていましたし、まとまりがありませんでした。→ 面接後に待機場所に戻る折に自分がトピックスをとり違えていたことに気づき 落ち込みました。

(7) Q&Aのやり取りの再現

外国人試験官の方から、「道後温泉はジブリアニメと関わりあると聞いたけれど?」と尋ねられ、
「千と千尋の神隠しの舞台です。」と答えました。これは救ってくださる質問だったと思うのですが、そこで道後温泉や町について少し膨らませればよいものをシンプルに終えてしまったように思います。
続けて「道後温泉に行ってみたいけど、どうやって行くのですか?」と尋ねられました。
あれこれお応えしましたが、まとまりが無かったな、と反省しています。肝心のことは何も伝えられなかったように思います。

(8) 通訳の日本文

日本には公衆浴場・日帰り温泉が沢山ある。入れ墨をした客は入場を断られることが多いが、銭湯はそうでもない。 また全体的に入れ墨客への規制も緩やかになってきている、というようなことです。

(9) 英語訳の再現

入れ墨・温泉・銭湯、太刀打ちできる題材だ、と思ったのは良いのですが、メモ取りを再現する際に微妙な点があいまいになり、あまり良い訳とは言えません。自分なりに最後まで訳しました。

(10) 通訳に関連しての「通訳案内士業務関連質問」

日本人試験官の方が要領を説明していらっしゃる間に、外国人試験官から内容記載の紙を受け取ります。日本語で記載。上半分が状況。下半分に「全国通訳案内士としてどう対応しますか?(答えますか?)と、補足情報。
大浴場に入浴希望の外国人観光客。皆さん入れ墨を入れていて、施設からは入浴禁止の旨伝えられている。 どうしますか? です。
30秒で読み、考えます。
お答えした後に、外国人試験官の方から、「日本ではどうして入れ墨しているとお風呂に入れないのか?」という質問を受けました。 

(11) 日本語での質疑応答の有無

特に無し。

(12) 試験終了後のやり取り

終了の旨伝えられ、メモを記載した紙を試験官が回収するので残すようにと言われました。

(13) 終了後、退出してから解散までの手順

Thank you very much. ありがとうございました。とお礼は繰り返し言いましたが、ドアを開ける前にもう一度笑顔でお礼を言うのを忘れました。
面接前待機室→面接室(4室)→面接後待機場所 が同じフロアで、この→に沿った配置になっていました。同じ②番目の4人がそろったところで、面接後待機室(同じフロアだったような気がします。)へ移動。その後、最後のグループが入室し全員揃ったところで今後のことについての説明があります。(この部屋に入室・着席すると配布される書式に記載されてる内容を重ねて伝える要領。)解散は案内記載の15:15とほぼずれが無かったと思います。

(14) 全体を通しての感想など

最後まで試験官お二方とも、熱心にこちらのたどたどしい話を真剣に聞いてくださいましたし、外国人試験官の方の暖かい雰囲気に救われてはいました。ただ、プレゼンの時はピントはずれなことを不審に思われたのか、通訳の時は日本語と異なることを言っていたのか、日本人試験官の方が怪訝そうな表情をされることが多く、不安が高まりました。
とにかくめげずに、笑顔は絶やさず、目を見て話す&沈黙は禁。誠意と熱意、お客様が大切!の気持ちを表現すること、は守れたと思います。
プレゼンの反省点、模擬面接の後半から考えていた「私は、できる!と思ったトピックより、少し難しいかな、のトピックの方がまとめられる」を実行しなかったことです。琵琶湖は私にとっては漠然としているので最初に外したのですが、これしか無ければ逆に何とか少ない情報をつなぎ合わすこともできたと思います。何となく知ってるな(知ってるような気がするな)のジブリを選んだのが敗因でした。
通訳案内士試験に必要な知識・情報・語学力に加え、現場で必要とされるとっさの的確な判断力・思考能力を私はまだまだ十分取得していないし、消化できていないと実感しました。時間は十分あったのに、取り組みが緩すぎました。1次試験後にも感じていたことです。状況が許せば来年全科目再挑戦して今度こそ合格したいと思います。 
トピックスの取り違えに気づいたところから、時間が経つにつれ、またこのレポートを記載するにつれ、「自分の力量不足による、完敗だった」という実感が濃くなっています。2次試験自体は難易度が高すぎる訳でも、ひねった内容でも無い、通訳案内士ならばできて当たり前のレベルだと思います。
終わったばかりで記憶があるうちに書きとめました。まとまりないレポートご容赦ください。今後の授業や来年度に少しでもお役にたてば幸甚です。

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