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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生24

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順

試験会場;昭和女子大学 (私の試験時間の指定は、「16時30分から」)
受付開始まで、隣接した学生食堂(?)にて待機。
15:30-15:55 案内に従って、受付を済ませ、大きな階段教室に集合した。(約50人?) (この時間帯に受付を済ませるよう事前のハガキに指示有。) 注意事項の説明書が配られる。
16:00 係の指示に従って、別の教室に移動し、番号順に着席。受験番号順に名前の確認あり。黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。トイレに行くときは挙手して係員が同行。 この間、ノートなどの参照可。
16:30~ 11~12分毎に、番号を呼ばれた人(4人の単位)が、案内に従って教室を出て、4つある面接部屋の前の廊下に移動。私は16時頃に移動。それぞれ部屋の前に置かれた椅子に座って、面接官の呼び出しを待つ。(約3~4分) 
17:05分頃 面接室のドアが開き、呼ばれて中に入る。面接室は、普通の教室だった。CELで受けた模擬授業と同じような、面接官2人とこちらの椅子二つの配列であった。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:40歳くらいの女性(アメリカ人? 笑顔で感じの良い方で安心した。)  
日本人:同じく40代の背の高いすらっとした女性。丁寧に説明して下さったが、こちらがまずい説明や間違った英語を使った時には眉をひそめられ、私の出来の良し悪しが分かり易かった。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

名前と生年月日、住所について、型通りの質問があり、笑顔ではっきり回答でき、少し落ち着いた。

(4) プレゼンテーション;

おかれた用紙に書かれたお題のうち、二つ目の「お彼岸」を選んだ。(他の二つは、忘れました。)

(5) プレゼンの再現;

Ohigan is one of the rituals of Buddhism, and it is held twice every year. One is a Vernal Equinox Day, and is in the week of Mrach 21, and another is Autumnal Equinox Day in the week of October, ( I’m sorry it’s September と言い直した) 23..
Then, most of families and relatives visit temples and graveyards to pray for the deceased. They show the respect to the ancestors and pray for the happiness of the families. This ritual is very much related with the feeling of the Japanese to respect ancestors..
( 20秒ほど 短かったかもしれません。)

(6) Q and A ;

Q, In the grave, all the family members are buried together?
A, Basically yes, but some people who went out of home and married there, will have their own grave separately.
(家を出た次男や三男、嫁に行った娘などは、別の家族としての墓が存在し、そちらに入ります、と言ったつもりですが、よく考えると、幼児や水子は別の供養塔をつくり、そちらに入ります、というような答えを期待されたのかも?)

(7) 通訳の日本文;

「京都には、数多くの神社仏閣、、名所旧跡、、○○をはじめ、世界遺産にも登録され、、、、17か所にものぼります。   これらは、京都市内の各所に散在し、多くの観光客を魅了しています。(そのあと一文頭になし。)」
(この和文は、最初がうまくメモできなかったため、少し焦って途中で頭に入らなくなり、正確に聞き取れませんでした。半分も訳せなかった感じです。)
<私の通訳文>
Kyoto has so many shrines and temples, and some of them are registered as World Heritage. There are 17 places in total. ( 実は、「17か所」というのは耳に残ったが、それが「世界遺産」を構成する要素の数とは理解しておらず、闇雲に訳しました。)
Those are scattered in many areas of Kyoto, and many tourists are fascinated by them.

(8) 案内現場での想定質問;

Q,「スケジュール表では、京都観光で金閣寺、平安神宮、清水寺、平等院、の4つを訪れることになっているが、平等院は遠くて、とても予定の半日では回れません。この時あなたは、どう対応しますか?」 という趣旨の1ページのペーパーをもらった。(もっと詳しく条件を書いてありました。)
A, I will explain the situation to them as;
“Only Byodoin is too far and it is difficult to visit all 4 places within a half day as planned. If you still like to visit Byodoin, let’s think about which places among other 3 places can be omitted from visiting.
If you give up Byodoin this time, I am ready to explain the sightseeing points of that place with the map and pictures for your next trip.
And, certainly other 3 places are wonderful and will fully satisfy all of you.”
ここで、質問あり、
Q, “We do not know Kyoto. Which one you recommend to us?”
A, As this is your first trip to Kyoto, I will recommend you the most popular spots in Kyoto this time. The first one is Kinkakui temple. It is golden house of traditional Japanese style . And next is Kiyomizudera temple, which has a high and wide observatory-like veranda ! (こんな言葉は使えませんでしたが。)

(9) 

その後、質疑応答などは特に無く、2人の試験官から、笑顔で 「Thank you very much !」 「ご苦労様でした。」 との言葉があり、こちらも 「Thank you very much !」 と答えて、終了した。
その後、退出する前、外国人面接官の方が、用紙の片づけにこちらへ歩み寄ってきた際、(私が北鎌倉に住んでいる、と言ったことを覚えていてくれて)、「自分は、逗子(鎌倉の隣の市)に住んでいます。仕事場は鎌倉です。いつか会えるかもしれませんね。」 と笑顔で話しかけてくれた。私は嬉しくて、「I hope so.」 とだけ答えましたが、後で もっと気の利いた事を話せばよかった、と思いました。

(10) 

結果を、自分なりに総括しますと、笑顔とかアイコンタクト、クイックレスポンスなど、ホスピタリティの部分は かなりよく出来たと思うのですが、肝心の内容部分は、不本意な出来栄えでした。振り返れば、ああ言えばよかった、こうすべきだった、と反省しきりですが、後の祭りです。
英語については、簡単な言葉であっても自信を持って言い切れば良いわけですから、私の場合は、もっと観光知識と判断力を磨くことが必要と思いました。

(11)

17:15頃、面接室を出ると、係員の案内により エレベーター前での待機を経て、別の階段教室にて約60~70人の受験済の方々と一緒に着席して待つ。発表要領などを書いた説明書が配布され、概略説明あり。

(12)

 17:45頃 解散。

(最後に)
私は、一次試験の合格発表後に CELの面接対策授業を受け始めたのですが、本番はほとんど練習通りの形式で、内容についても 大変参考になりました。(まだ結果はわかりませんが)、あの経験がなければ、とても面接試験には太刀打ちできなかったと思います。有難うございました。


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