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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生26

1. 試験会場到着から試験室入室までの手順

試験会場:実践女子大学渋谷キャンパス
受付時間帯:13:00~13:25
試験時間帯:14:00~15:00
 余裕をもって到着しようと12時過ぎに現地に到着。ただし、受付までは中に入れず、外で45分ほど待ちました。受付には時間もかからず、後はスムースにいきました。
 当方はその時間帯の一番最後だったので、受付後1時間以上控室で参考書眺めながら待ちました。(非常に長く感じられました)

2. 試験官の性別、推定年齢、国籍(推定)

J:50代と思われる女性。優しい感じの方でした。
N:40代と思われる男性。国籍は豪州(?)真面目そうな落ち着いた感じの方でし た。

3.自己紹介等のウォーミングアップのやり取り

Good afternoon. とまず大きな声であいさつし、Jから荷物を脇の椅子に置いて真ん 中の椅子に座るよう指示あり、そこに着席。Jより名前/生年月日/今住んでいるところに ついて一度に尋ねられたので、英語で回答。当方英語のニックネームがあり、ニックネーム は「BOB」ですと言って場をなごませようとしましたが、無視され、すべりました。(笑)

4. プレゼンテーション

Nから一枚の紙を渡され、そこに3つのプレゼンテーマが書かれていました。
書かれていたテーマは:(1)琵琶湖、(2)鹿威し、(3)スタジオジブリ でした。
スタジオジブリにしようと当初考えましたが、あとで細かい質問をされても困ると 思い、結局なんとか答えられそうな(1)琵琶湖を選びました。
ちょっと迷ったおかげで、構成を組み立てる時間なく、そのままプレゼンに突入。
プレゼン内容は:
1)琵琶湖は日本一大きい湖で、京都からも非常に近い。電車で30分ほど。
2)琵琶湖の回りにはいろいろと見どころあるが、ここでは「長浜城」を紹介したい。(長浜城は行ったことあったので)長浜城は16世紀の豊臣秀吉の居城で、彼は後に大阪に移って、大阪城という大きな城を立て、天下統一した。今でも地元民に大変慕われている。
3)地元の「食」では、鮒寿司をお勧めしたい。鮒寿司は鮒という魚を使った発酵食品で、普通の寿司とは違う。ちょっと見栄えは悪いがおいしい。一度食べて頂きたい。
というところで、プレゼン終了。ちょっと短いかな、と思ったのですが、Jからは何も指示がなかったので、そのまま終了。

5.6. Q&Aのやり取り

Nからは以下質問あり。(→以下は当方の答え)
1. 琵琶湖は周遊できるのか? → 船で周遊できます。
2. その船の大きさは? → いろいろとあると思いますが、大きいのもあります。
3. 琵琶湖は家族旅行に向いているか? →もちろんです。
4. 魚釣りはできるのか? どんな魚? →釣りは可能です。鮒もつれると思います。
5. 琵琶湖の景色を一望するのはどこがお勧めか →大津プリンスホテルがお勧
めです。
(あと1問あったと思いますが、覚えていません)
以上思った以上にいろいろと質問されました。

7. 通訳文 (ちょっと記憶があいまいですが)

 日本には銭湯や日帰り温泉などがある。刺青の方は断られることもおおかったが、
銭湯は刺青入れたお客を受け入れてくれるところもある。これからその数も増えてくるだろう。

8. その後の通訳案内に関する質問

Jから一枚の紙を渡され、30秒ほど考えてから答えるよう指示があり。
その内容は(覚えている限りでは)お客様が共同浴場に入りたいと希望されたが、刺青があるため、入ることができない。さて、あなたはガイドとしてどう対応する?という内容でした。もう一つ前提条件として、「入浴予定だった施設とは事前に交渉 したが、断られている」との記載もあり。

9. 当方の回答とそれに対する質問

以下2つまず確認して、お客様に提案したい。
1. もしそこに貸切風呂か個室の家族風呂がないかの確認
2. 刺青でも入れる風呂がリストされているWEBサイトがあり、それで調べてみる。
それに対し、Nからいくつか質問あり。(→からは当方の答え)
(1)実は私は小さい刺青があるが、タオルで隠せばよいのか?
→タオルではなく、旅館等のお店でパッチを売っているのでそれをしたらOK。
(2)貸切は家族で一緒に入れるのか? →もちろんOK。
(3)日本の公衆浴場に入るときのマナーを教えて? →はじめ裸になって、洗い場で体を洗い、そのあと、浴槽にはいる。
(そこで、Nが初めて反応し、えっ、裸になるのか?と聞いてきました。当方からはそれはお風呂を清潔に保つためと答えました)
(4)日本の浴場では風呂に入っている時酒が飲めるときいたが?
→その通り。いくつかの旅館等では露天風呂で酒が飲めます。これは最高!
(5)なぜ日本では刺青者の入浴を断っているのか?
→日本では刺青=やくざを連想させるので、従来からお断りしている。
(Nからやくざとは何者か?との質問があり、マフィアというのもおおげさゆえ、悪い奴と答えました)

そこで、Jから本日はこれで終了との合図がありました。
 当方からは、「Thank you very much. I enjoyed the interview.」と言って、出口でもう一度あいさつして部屋を出ました。試験官が当方の顔を見て見送ってくれましたが、無表情な感じでした。(それがちょっと気になりました)

10.終了後部屋を出てから解散まで

当方がその時間帯の最後ということもあり、当方がでたあとすぐに全員そろって
解散。

11.全体を通しての感想

 今年初めての全国通訳案内士試験への挑戦でしたが、数々の模擬面接での経験やDan先生の厳しい質問にも耐えたおかげで、本番では不思議と緊張せずに臨めました。
 笑顔もでていたように思いましたが、いくつか大きな反省点もありました。
1. まずプレゼンが少し短かったのでは? 最後はきちんと終われたと思いますが、もう少し内容盛り込む必要があったのでは? やはり最初に選択するテーマを迷って しまい、プレゼンの骨格が作れないままプレゼンに突入したのが悔やまれます。
2. 通訳がボロボロでした。自分の取ったメモが読めず、肯定文と否定文を間違えて言ってしまいました。Jがちょっと変な顔をしたので、間違いに気づいたのですが、訂正しませんでした。訂正すればよかったかもしれません。
 全般的に質疑応答はまあまあ出来ていたように思いますが、これが一発勝負の恐
さというものですね。合格は危ういかもしれませんが、もしだめでも来年は捲土重来を期しま
す。
 その節はまたよろしくお願い致します。

 


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