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2019年度
通訳ガイド(全国通訳案内士)2次試験レポート

受講生4

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順 
試験会場: 西南学院大学
13時の受付開始まで、建物内に入れませんでした。時間になると、入り口のスタッフにエレベーターで6階に上がるように指示されました。6階に上がるとすぐに受付があり、受験票と身分証(運転免許証)の確認後、受験教室番号(1~4)と受験順((1)~(4))が書かれたネームタグを渡され、控え室となる教室に通されました。(席は、ナンバーカードにより指定、私は3-(4)でした)
試験直前(14:40頃)にスタッフの指示で、4人ずつ試験教室に向かいました。試験教室に着いたときは既に前の受験者はおらず、到着後すぐに試験室に通され、試験が開始されました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍 
外国人試験官(N):男性、40歳前後、ヨーロッパ系?
日本人試験官(J):女性、65歳くらい

(3) 自己紹介等のイントロのやり取り 
名前、生年月日、住所のみ

(4) プレゼンテーションの3つのトピック 
(1)竿燈祭り
(2)タピオカ
(3)気象警報

(5) 自身の選択したトピック 
(3)気象警報

(6) 自身のプレゼンテーションの再現 
日本は自然災害の多い国ではあるが、その分警報がスムーズに行き渡るシステムが整っている。

鹿児島県にある桜島は活火山であり、噴火することも多いので、毎日、天気予報と合わせて、風の向きの予報もなされる。これは実用的な問題として、噴火したときに洗濯物に外に干していると、火山灰を被るからである。

観光客も増えていることから、多くの地方政府が、外国人を含めた災害時の警報、情報伝達の充実化に取り組んでいる。

(7) Q&Aのやり取りの再現 
N:火山灰が降るときは洗濯物はどうするのか?
A:中に取り込むが、既に被っていたときは、火山灰自体は軽いので、ふり払うか、場合によってはもう一度洗濯をします。
N: 降ることが予想されるときはどうするのか?
A: 室内に干します。
N: 危険性は?
危険ですが、死者は100年以上出ていません。
N: 対策は?
24時間、監視カメラで監視しています。

(8) 英訳の日本文 
寿司は平安時代に東南アジアから伝わったと言われています。
最初は魚の保存のためでした。
後に江戸時代に、屋台でファストフードとして売られるようになりました。
天ぷら、うどん、油揚げなども出されました。
さまざまな調理方法で出されました。

(9) ご自身の英訳の再現 
It is said that sushi was introduced to Japan from the South Asia in the Heian period.
At first, it is used for preserving raw fish.
Later, sushi became to be sold at stalls as fast foods in the Edo period.
Tempura, udon noodles, and deep-fried tofu are served there.
Many cooking way were used.

(10) situationの内容 
寿司を食べたいが、生魚は苦手。どうすれば良いか?
(補足:子供連れだという)

(11) 試験官とのrole play応答内容の再現 
A: 回転寿司を勧めます。
N: 回転寿司とは何か?
A: 寿司がコンベヤベルトで提供されます。
好きなものを取るだけでよく、カレーやハンバーグなどもあります。子供も喜ぶと思います。
N: 高いのか?
A: 高くはありません。会計は皿の数によって決まるので、食べながらでも、計算できますよ。
N: 健康にいいのか?
A: もちろん。日本食は基本的にカロリーが低く、栄養に富んでいます。
N: どこを勧めるか?(他の選択肢を聞かれたのかと勘違い)
A: あとはトンカツレストランを勧めます。
もとはポークカツレツで、洋食ですが、日本のお味噌とご飯と一緒に出されます。
N: 今、回転寿司にいるんだけど‥。
A: すみません、設定を忘れていました。くら寿司を勧めます。
子供用に新幹線のプレートで運ばれてくる楽しみがあるので、お勧めです。

(12) 追加のQ&A(もしあれば) 
特になし。

(13) 終了後、退出してから解散までの手順 
4人中4番目だったので、自分の番が終わると、最初の部屋とは別の教室に通され、すぐに解散になりました。荷物は常にすべて持って移動しました。大きい荷物はお申し出下さいとあったので、スーツケースなどを持っていた人はまた別の措置があったかもしれません。(私は駅のロッカーに入れて行きました)

(14) 全体を通しての感想、その他メッセージなんでも! 
正直、あまり手応えはありません。シンプルに書いてありますが、外国人の方の英語が少し独特で(5Wの発音もあまりクリアでなかった気がします)、文がスッと入って来ずに、意図が分からず、何度も外れた回答をしてしまっています。緊張していたのもあるかもしれません。

一番後悔しているのは、プレゼンの質疑応答です。危険なの?と聞かれたときに、なぜ、Not at all.と言って、いくらでもある観光情報を出せなかったのか、これは完全に自分の一番の失敗です。仕方なしに選んだお題だったのですが、プレゼンの方向性も間違っている気もします。

ふと思ったのは、普段から、自分の住んでいる場所を観光地として見ていないために、緊張している状態で、本音しか出ずに、生活感のあることしか言えないのはある意味仕方がないのかもしれないと思いました。今回、CEL英語ソリューションズの先生やスタッフの方からアドバイスをいただき、地元の観光地を巡ったのは初めてでした。こんなにもあるのかと気付かされました。ただ、やはり付け焼刃だったのが、本番で露呈したという感じでした。なので、普段からガイドとしての視線、意識が大事なのだと思いました。

模擬面接ではガイドの視点というものを垣間見ることができました。正直、最初は、口述試験なんて受けたくない、ガイドなんて自分には無理と思っていましたが、ガイドってこんなにも面白いものなのだと考えがどんどん変わっていきました。今回ダメでもまた次回頑張ろうと思います。

本当にありがとうございました。

 

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