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2020年度
通訳ガイド(全国通訳案内士)2次試験レポート

受講生2

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順

成蹊大学 第8号館 2020年12月13日(日) 10:00~11:10

1:時系列
9:00 受付開始、1階ロビーから階段で2階に上がるように指示され、2階に上がると教室に案内され、順次受付。書類と本人との照合、番号札、マウスシールドの配布等で時間が掛かるので、受験者は教室に椅子に着席して待つ。受験者の整理に係の方は若干戸惑うも概ねスムーズに受付が進み。受付終了予定時刻9:25には余裕をもって受付終了。私の番号札は12-(3)

9:05 受付を終えた受験者から近くの待機室に移り、注意書きがおいてある指定の席に着く。トイレに行きたい人は手を挙げてグループを作り係の人が付き添いトイレへ。待機室は飲みもののみ可能、ガム・飴などは禁止。また飲み物は受験票にはペットボトルのみ可と有ったが、現地では「蓋つき水筒」とペットボトル可能と。(下線部は初期情報や従来の方法と異なった点、以下同じ)この部屋でマウスシールドを着け、以降試験後の待合室迄マウスシールドの着用を求められる。

9:30 説明開始。この部屋の受験者は受験番号1~17-(1)、(2)、(3)、(4)の17×4の68名(―若干の欠席者あり)。説明後番号札1,2,3,4-(1)、1,2,3,4-(2)、1,2,3,4-(3)、・・・・8,9,10,11,12-(1)、8,9,11,12-(2)、・・・の各グループ毎にエレベータで階上に上がり試験待合室へ移動。(我々のグループ8,9,10,11,12-(1)(2)(3)(4)は5階)移動完了9:50。トイレに再度行かせてくれる。

9:58 8,9,10,11,12-(1)の5人が各試験室の前に移動。

10:13 8,9,10,11,12-(2)の5人が各試験室の前に移動

10:28 8,9,10,11,12-(3)の5人が各試験室の前に移動、試験室の前には椅子が2つあり一つに着席、もう一つに荷物を置く。ほぼすぐに中からドアが開けられ、女性の方(この方が試験官J)にどうぞと言われ、ドアの中に入り試験開始。・・・試験の内容は別途。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

1)机椅子の配置等
前方に試験官2名の長机2つ(それぞれに、試験官が着席)向かい合わせ手前に受験者の為の長机一つと椅子2つ、椅子の一つにはペンが数本、受験者の机上には白紙の紙が数枚。・・・机上でメモとり可能。部屋は広く明るいが、話し声が響いて聞きづらかった。

2)試験官
Native(N):男性、40歳前後?、米国系(?)白人、friendlyな感じ。
日本人(J):女性、50歳前後?、親切な感じ

(3)自己紹介等のイントロのやり取り

3)試験
入室してGood morning!と元気よく言う、相手も応えてくれる。席をすすめられてThank you!と着席。

(1) Introduction
JがPlease explain your name and birthday.と言うが、Birthdayが聞き取りにくかったのでI beg your pardon?と聞くとYour birthday.とはっきり言ってくれ、聞きにくいですか?聞きにくかったら聞いてくださいねと言ってくださる。I am Hiroshi Tago, I was born on 24th, August, 1951.とはっきり。つぎにJがWhere do you live?と、これも定型で答える。「それ以上の会話はJからもNからもなし」

(4) プレゼンテーションの3つのトピック

(2) Presentation
Nが紙を1枚持ってきて手渡してくれる、Jが2分でプレゼンすべしと説明。
紙には3項目が番号なしで書いてある。●大政奉還、●???(失念)●一汁三菜

(5) ご自身の選択したトピック

●???は興味なく、すぐ捨てたので覚えていない。大政奉還と一汁三菜の間でちょっと迷ったが、食べ物系の一汁三菜を選択。

(6) ご自身のプレゼンテーションの再現

内容(大筋)日本の典型的な食事、みそ汁と3皿のおかず。おかずは通常一皿は魚など、一皿は野菜、それにもう一皿は色々あるけど豆腐(Soy bean cake, called Tofu)とか納豆(Fermented soy bean, called Natto)とか。バランスが良くて栄養豊富(nutritionがすぐに出ずちょっと間)。とても人気だけれど最近は西洋料理も入ってきて食べることが少なくなっている。だけど最近の食事はFatが多いので一汁三菜はとても大切。我々にも皆さんにも良い食事だと思う。とまで言ってNからThank you! 終わり。

(7) Q&Aのやり取りの再現

「これもその後の質疑応答はなし。」

(8) 通訳の日本文

Jが日本語で説明した後に日本文を読む。はっきりとゆっくりと話してくれて安心する。(これが間違いだった!?)

(9) ご自身の英語訳の再現

内容(大筋)は日本の小学校では子供たちに教室の掃除をさせる。これは仏教で僧侶たちが修行の一つとして掃除をすることから由来する。小学校では掃除を重要な教育の一環としてとらえている。(この辺の所曖昧)掃除は子供たちに協調性、責任感、自主性を養わせるのに適している。最近では世界の他国でこの掃除を取り入れる国も出ている。・・・ほぼ訳せたかと思うが3節目(小学校では・・)の所で何を言っていたか思い出せず、上に書いたようなことを訳した。また「自主性」で詰まってしまって、Pupils can learn to do by themselves. と言った。話す間Nは常にうなずいてくれて話しやすかった。ついついNばかり見て、Jの方をあまり向かなかったのは、あとから反省。「ここも質疑なし。」

(10) situationの内容 

(4) Situation
Nが問題が書いてある紙を持ってきてくれて、Jが読んで始めなさいと言って開始。

(11) 試験官とのrole play応答内容の再現

内容(大筋)あなたはガイドをしていて、友人と二人連れのお客様が、日本の小学校の掃除風景を見学したいと言ってきた。お客様はこの地に1週間滞在予定との事。あなたはガイドとしてどの様な対応をしますか?試験官をお客様として対応してください。
対応(大筋)。今日訪問するのは無理なので、私は公立小と私立小を知っているので見学をアレンジする。明日結果を電話するのでそれでよいか?ところでお友達と二人で行きたいのか?それともあなた一人?(答えは・・私は教師なので私一人で行きたい)日本の先生の中にも海外の方に掃除を紹介する事に興味を持っている。このようなアレンジでいいですか?(いいです)

(12) 追加のQ&A(もしあれば)

以後Q&A
Q:日本の学校と西洋(Western Country)の違う点は?
A:日本の学校は生徒に規律を要求する、西洋の生徒は自由にふるまう。
Q:掃除は良い事と思うか?
A:良い事と思う。海外の学校にも良いと思う。サウジアラビアの王様は日本の学校での掃除をサウジの小学校に導入した。
JがOh!
ここまででNからThank you! で終了。
NにThank you very much! Jにありがとうございました。そしてお二人にHave a nice day!と言い席を立ち、ドアの所で再度Thank you!と言って退出。

(13) 終了後、退出してから解散までの手順

10:40 試験が終わり退室すると廊下の端の椅子に案内される。他の方と一緒になり係の方に案内され、試験後の待合室に移動。指定の席に着く。まもなく(4)のグループの受験者も戻ってこられる。今後についての説明があり、またアンケート回答を求められる。(1次試験、2次試験の電子化についての意見聴取)

11:10 解散。

(14) 全体を通しての感想など

お二人とも優れた試験官でとても受験しやすかった。
Presentationは総花的になってしまった事と終わってから「熱い白いご飯と食べる」を言い忘れた事に気づく!!
Translationは聴きやすい試験官の朗読に気を許して3節目を忘れて苦労した・・・なんとか想像して言いつくろったが上手く行ったかどうか??
Situationは過去問やCELの問題の様な「わがままで困ったお客様」でなく、要求が素直なので驚いた。さらっと対応してしまい、あとからもっと色々配慮すべき・・・都合のよい日時を聞くとか、見学だけで良いのか先生たちと懇談したいのか聞いてあげれば良かった・・・かと思ったが、後悔先に立たず!
Smileはいい雰囲気で話せたので少しは出たかと思う。もっとJの方も見て話せば良かったと思うも、これも後悔先に立たず。でもJとも良い雰囲気でお話出来たとも思う。

3:最後に
結果発表は2021年2月5日、合格すればとっても嬉しいし、不合格ならやはりそうなのかなと思うと思います。今アメリカで頑張っている渋野日向子流に言えば、今日の出来は70点。緊張の中で力を発揮する難しさを改めて感じました。
今年も春からいろいろ教えて頂き、サポートして頂いたCELの曽根先生、江口先生、各先生方、田中さん、各スタッフの方に心からお礼申し上げます。ありがとうございました!!

 

 

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