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2020年度
通訳ガイド(全国通訳案内士)2次試験レポート

受講生28

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順

試験会場は吉祥寺の成蹊大学で、受付時間は9:00~9:25。試験時間は10時からでした。
広い教室で受験番号で呼ばれて、受付。今年は首からかける番号札の他、マウスシールドも受け取りました。また、広い教室に移動しマウスシールドを組み立てるように指示され、番号札の順番で別の教室に移動しました。ここから、各自試験室の前に案内され、部屋の外の椅子で待ちました。
女性試験官が扉を開けて、どうぞと部屋に入れてくれて、女性試験官に軽く会釈。入室して「Good Morning!」と挨拶しました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

日本人女性試験官 50代
外国人男性試験官 50代 米国人なら東部

(3)自己紹介等のイントロのやり取り

日本人女性試験官から、名前、生年月日、どこに住んでいるかを聞かれ、その順番で答えました。

(4) プレゼンテーションの3つのトピック

・大政奉還
・覚えていません〈すいません〉
・一汁三菜
男性試験官から1枚の紙を渡され、三つのトピックが書いてありました。

(5) ご自身の選択したトピック

一汁三菜

(6) ご自身のプレゼンテーションの再現

I'd like to talk about Ichijyuu-Sansai, one soup and three dishes.
から始めて和食について、世界無形文化遺産になった事や、栄養バランスがよく健康的である事など、一汁三菜の説明から和食について話したと思います。女性試験官から「時間です」と言われて Thank you for listening. で終えました。

(7) Q&Aのやり取りの再現

男性試験官から、一汁三菜を用意するのは時間がかかるのかと聞かれ、そんなにかかりませんと答えました。

みそ汁の野菜は何を使うのかと質問され、日本にははっきりとした四季があり、季節毎の野菜を使いますと答えたら、今の季節は何を使うのかと問われたので、大根と油揚げを例として挙げて、私の好きなみそ汁ですと答えました。

最後に日本人はいつも一汁三菜で食べているのか聞かれたので、現在は、生活が欧米化しており、大都市では朝はパンにコーヒーか紅茶の人も多いですと答えました。

(8) 通訳の日本文

英訳の説明が女性試験官からありましたが、時間が1分から1分30秒とのことでした。

日本の小学校では子供たちに教室の掃除をさせる。これは仏教で僧侶たちが修行の一つとして掃除をすることから由来している。剣道や柔道の道場では稽古の前や後に掃除をする。小学校では掃除を重要な教育の一環としてとらえている。掃除は子供たちに協調性、責任感、自主性を養わせるのに適していて、最近では世界の他国でこの掃除を取り入れる国も出ている。

(9) ご自身の英語訳の再現

自分の英訳は覚えていませんが、メモした内容から訳しました。

(10) situationの内容 

お客様が、日本の小学校で行われている掃除の様子を実際に見てみたいと言っています。あなたならどう対応しますか。
<条件>
外国人旅行者はアメリカ人でこの町に一週間滞在する予定です。日程は自由です。

(11) 試験官とのrole play応答内容の再現

A(受験生):小学校に行ってみたいのですね。
N(外国人試験官):掃除するところを見に行きたいのです。
A:小学校に電話をしてみます。
N:行けると思いますか。
A:この街に一週間いらっしゃるので、すぐにいくつかの小学校に電話してみます。
N:小学校で掃除をするところを見たことがないんです。
A:小学生なのであなたを見たらびっくりさせるかもしれませんね。
N:遠くからそっと見ます。連絡がついたら教えてください。
A:はい。わかりました。

(12) 追加のQ&A(もしあれば)

特にありませんでした。

(13) 終了後、退出してから解散までの手順

試験室から出て試験室の近くの椅子で座って待つように指示され、何人かまとまって広い部屋に案内されました。そこでアンケートに記入するように言われました。その場で書いて提出。10時台の人が全員終わるまで待たされた感じで、全員揃って建物の一階まで案内され解散しました。

(14) 全体を通しての感想など

ロールプレイで自分がガイドとして二人の試験官を楽しませると頭でわかっていても、試験なので緊張感もあり、いろいろな面で反省点も残りますが、笑顔とホスピタリティの気持ちは一番大事だと痛感しました。
模擬試験で頂いたアドバイスと江口先生に教えていただいた日本事情のクラスの積み重ねが、緊張の中でも心に残って支えになりました。ありがとうございました。

 

 

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