CE通訳ガイドコース卒業生からの活動報告
通訳ガイドの現場で即役立つCELで得た知識
池田 麻衣子さん(2006年度合格) 2007年2月に通訳ガイド資格を取得し、GICSSの新人ガイド研修を経て、4月にプロの通訳ガイドとして最初のお仕事をいただいてから半年あまり。この原稿を書くにあたって、CELの教材を久しぶりに手にとってみました。ページをめくりながら気づいたのは、ガイディングの際に話す内容には「ハンドブック」や『英語で語る日本事情』で学んだ表現がとても多いこと。CELの二次試験対策用に準備したフレーズなどは、ほとんどそのまま現場で使っています。
もちろん今は、内容を20倍、30倍に膨らませてお客様に伝えていますが、CELの教材では、通訳ガイドの現場で必要な知識が簡潔に説明されているので、いろいろな場面で応用が効くことを、通訳ガイドになってあらためて実感します。
私はもともと旅好きが高じて通訳ガイドになったので、お仕事でいろいろな場所に行けるのが嬉しくて仕方ありません。といっても、通訳ガイドの仕事は決して名所旧跡の案内だけでなく、安全管理や時間管理も重要な要素です。まだ慣れないことも多く悪戦苦闘していますが、それでも、お客様の「すごい!」とか「美味しい!」という声を聞くと、寝不足も足の疲れも(一瞬ですが)吹き飛びます。思わず「でしょ?」とにんまり、国宝や美味しい和食を前に、さも自分が作ったかのような誇らしい気持ちになれます。これは、お別れの時の「ありがとう」とともに通訳ガイドの醍醐味ともいえる瞬間です。
1つ通訳ガイドのお仕事を終えるたび、新しい発見と次への課題が山のように出てきます。英語力もまだまだですし、学ぶことは尽きませんが、CELで教えてもらった「学び続けるコツ」を生かして、これから通訳ガイドとして成長し続けたいと思います。
※池田麻衣子さんは、現在通訳ガイドとして、デビューされた2007年度に120日以上就業するなど、ご活躍中です。
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