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CE通訳ガイドコース卒業生からの活動報告

CELで学べば即戦力

CELで学んだ知識はすべて、現場ですぐに役立ちます!

佐藤 道子さん(2013年度合格)

  CELには、通訳案内士を目指して2010年12月から通訳ガイドコースパーフェクトプランを受講始めました。まるまる3年の通学の後半は、英語力向上を目指してBuildupコース(現Advancedコース)も1年半ほど受講し、日本文化・日本歴史から時事英語にいたるまで、先生方、スタッフの皆様方には本当にお世話になりました。3度目の正直で1次試験に合格できた後は、不退転の覚悟で2次試験に臨み、万全の対策を取るべく2次試験模擬面接クラスも可能な限り受けさせていただき、無事資格取得できました。
 佐藤道子さんの合格体験記は、こちら>>

  合格後に受講したGICSSの新人ガイド研修では、CELで学んだことがどれだけ重要だったかを再認識する場となりました。というのも、計5日間の研修最終日のガイディングのコンペティションにおいて、光栄にも65名の参加者の皆様からチャンピオンに選んでいただけたからです。CELのクラスで学んだことが、そのまま実務にも通用すると確信できたことは、プロの通訳ガイドとして活動する際の大きな自信になりました。

 有難いことにこの新人ガイド研修がご縁で、あるホテルが新規に立ち上げたプロジェクトでビジネスマナー講座のお仕事を頂くことができました。そちらのホテルは、偶然にも私が20年以上前に結婚披露宴を挙げたホテルで、個人的に長年のお付き合いだということでコンシェルジュの方にも喜んでいただけました。私自身、以前の日系・外資系、ロンドン・マニラでの金融機関勤務で培ったコミュニケーション技術が活かせる業務には適性を感じ、業務開始後のプロジェクトマネージャーへのデモンストレーションでは、高い評価をいただくことができました。ビジネスシーンに特化しているとはいえ、お客様にもそれぞれのニーズがおありで、過去に経験した富裕層ビジネスと同様のきめ細かい対応が求められ、ホテルの格式にふさわしい内容のセッションとするべく、今も毎回努力しています。

 一方、本来の通訳ガイドの仕事に対する気持ちも強く持っておりましたので、チャンスに巡り合えるよう、様々な通訳ガイド研修も年間20回以上受けて、準備だけは怠らないようにしていました。そこへ、マナー講座を気に入ってくださったお客様から、通訳ガイドのご依頼があり、これが私の通訳ガイドとしてのプロデビューとなりました。メールの頻繁なやり取りをさせていただいた上でのオーダーメイドの2日間。このデビューに関しては、本当に思い出も反省も感謝もいっぱいです。今も時折メールを交換させていただいておりますが、一生忘れられないお客様になりました。
また、この春の桜の季節には、同じホテルから通常の通訳ガイドのお仕事を立て続けにいただきました。お目にかかるどのお客様にも、日本の良い思い出をお持ち帰りいただきたいと、どのお仕事も精一杯やらせていただきました。後日ご連絡いただいたお客様からのご感想に胸をなでおろし、肩の力が抜ける一方で、通訳ガイドとしてお客様にもっといろいろ出来たのでは、と反省は尽きません。

 この1年余りを振り返り、認識を新たにいたしましたのは、通訳ガイドの仕事は、『心・技・体』の全てが必要な、本当にやりがいのある、奥深いものだということです。昨年1年間、ガイド研修の受講を通して、すでに第一線でご活躍中の先輩通訳ガイドの方々とも何度もご一緒させていただきました。通訳ガイドとしての勉強や準備には終わりがなく、ベテラン通訳ガイドの皆様が、今でも下見も怠らず、努力を惜しまず最高のガイディングを目指されるお姿には、身が震えます。しかもどれだけ万全に準備しても、天候はじめ予測不可能な状況変化などで臨機応変な対応が必要となるし、最終的には、個人の「人間力」が問われる仕事だということが、よく分かりました。改めて、通訳ガイド諸先輩の偉大さと、その同じ世界の片隅にいられることの恐れと喜びを感じます。

 CELの門、じゃなかった自動ドア(笑)をくぐらなかったら、このような大きく素晴らしい通訳ガイドの世界に足を踏み入れることもなかったでしょう。『外国人観光客史上最多』などというニュースも、他人事のように聞くだけの人生だったかもしれないと思うと、CELで学べた幸運に、感謝してもし足りない思いです。本当に有難うございました。これからも皆様との出会いを大切に、一期一会の日々を重ねていきたいと思います。

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